「平面いぬ」は人気若手作家乙一の短編小説だ。以前このブログで紹介した「ZOO」という映画で私ははじめて彼の事を知った。私にとって彼の世界観はとても新鮮で、すぐに小説で読んでみたいという気になった。
この小説は四つの短編で構成されており、それぞれまったくシチュエーションの違う世界が描かれている。これらの短編をジャンルに分けるのはとても難しく、いろんな要素がそれぞれの作品の中にはいっている。(ホラーでありミステリーであり、ファンタジーでありジュブナイルでもある)
どんなことをしたらこのような世界観がもてるのか凡人の私にはとうてい想像することはできないが、後書きのインタビューの中で「どんな小学生でしたか」というような質問に対して彼は、「テレビゲームの攻略本を読みあさっていた」と答え、これが多少なりとも彼独特のストーリー展開の技巧の中に生かされているように思えた。

1. 石ノ目/ホラー度★★★、ミステリー度★★★
2. はじめ/ホラー度★★☆、ミステリー度★★★、ファンタジー度★★☆
3. blue/ホラー度★★☆、ミステリー度★★☆、ファンタジー度★★☆、ジュブナイル度
4. 平面いぬ/ホラー度★☆☆、ミステリー度★★☆、ファンタジー度★★☆、ジュブナイル度★☆☆
 ※ジュブナイル…少年、青少年向け←→アダルト

著者: 乙一
タイトル: 平面いぬ。