「大人のためのファンタジー」これが映画「マゴニア」を形容する表現であることは間違いない。子供向けのファンタジーといえば、期待と希望に満ちた未来に向かっていく「夢と希望の世界」という感じがするが、このマゴニアは「生きてきた現実」が大前提になっている。つまり、希望をなくしてしまった大人や希望を見いだせないでいる現実社会を生きている大人が、生きるための希望を見つけていくことがテーマとなっているのだ。
この映画は3つのストーリーで構成されており、ケーススタディ的に物語が展開される。そして、それらの物語は最後にひとつになり、マゴニアという世界観とは何かを鑑賞者に訴えかけるのである。(★★★☆☆)