せつない別れの映画は多くあり、人気の高いジャンルであると思う。その中で押さえておきたいのが篠原哲雄監督の「月とキャベツ」だ。基本的なテーマは「再生」であり、曲を書くことをやめてしまったミュージシャンがひとりの女性(ファン)によって意欲をとりもどし、再び曲を作りはじめるという内容だ。この映画では月が時間的経過を表し、キャベツが再生のシンボルとして使われている(監督もあとで気づいたらしい)。そして同時に、山崎まさよしの名曲「One more time One more chance」ができあがるまでの過程を通し、その再生と死んでしまった女性との一ヶ月間のせつない想い出を群馬県中之条の美しい風景の中で描いている。


タイトル: 月とキャベツ