谷崎潤一郎著の出版物の中で「文章読本」というものがある。広告の専門誌かなにかで、ライターやコピーライターをめざす方にお薦めの本というような紹介をされていたので、興味がわき、読んでみる事にした。内容は「文章とはなにか」からはじまり、「文章の上達法」、「文章の要素」と続く。はしがきを見ると昭和九年九月となっており、いまではあまり使わない言葉もでてくるのだが、コミュニケーションの手段としての文章について、的確な分析と、筆者の小説家といしての考えがとてもわかりやすく述べられている。例えば、話す言葉と、書く文章の役割については「なおまた口で話す方は、その場で感動させることを主眼としていますが、文章の方はなるたけその感銘が長く記憶されるように書きます。」といったぐあいの記述がされており、なるほどなあ、とあらためて思う。文章を書かれる方。ブログを書くときにどういう文章にしたらよいか困っているかた(私もそうですが)にお薦めです。

著者: 谷崎 潤一郎
タイトル: 文章読本

著者: 谷崎 潤一郎
タイトル: 文章読本