「オランダの光」とはフェルメールやレンブラントに代表されるオランダ画家の傑作の中で表現されている独特の光の陰影の事で、映画「オランダの光」はそれが何なのかをさまざまな角度から考察した知的ドキュメンタリーだ。
物語はオランダの定点撮影の風景を基準に構成されている。そして芸術家、美術家、気象学者、天文学者などのインタビューにより少しずつその正体があきらかになっていく。
はじめは光に特別なものがあるのか?と思うのだが、彼らの意見を聞いているうちに、それがオランダのもつ地形と環境に密接に関係していることがわかってくる。特に映画の中でオランダの環境を実験室でシミュレーションするのだが、これにはかなり納得させられる。
映画の最後に改めて定点撮影の風景を見ることになるのだがそのときにはオランダ光がなんたるかを意識せざるを得なくなっている。(★★★☆☆)