記憶虚無などない人間には観測し得ない痛む背中を踊らせながら布団に包まって上品ぶった女の下品な顔のことを考える手を前で組み露出の少ない服を着てさも高尚そうなことを言っていても二面性はその裏に密かに存在する睡魔に襲われながら耳元で貶される声が妙に現実的に再現されて俺はふと我に帰るそんな経験と思い出捨てた過去との摩擦熱今の俺は何なのか問いかける者もなく独り考える夜積み上げられた記憶と瞬間に支配される時間とのトリックそれに支配される俺とその記憶