はるかの人生学概論 -17ページ目

はるかの人生学概論

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求める者も求めない者も
等しく与えられない


何の味もしない
何の感興もない
浮かされた肉体と精神は
乖離した境界すら曖昧だ

歩く度に起こる目眩
同一性すら保持出来ぬ温度
突然迫り来る睡魔
痛む左の肺臓

救いを乞うつもりもないし
抗うつもりも毛頭ない
ただくっきりと浮き立つ孤独感に
苛まれているわけでもない

不自然なまでに寒い夜
不規則な睡眠
不可解な痛みと混濁
避けることは恐らく不可能だ

何も与えられているわけではない
ずるずると何かを失っているだけだ