ウユニ2日目は、ひたすらに砂漠の中を4WDでつっきった。

5ヶ月で世界一周!? ダッシュで世界を回ってみる。-5

それにしても、空が抜けるように青い。
人が大気を汚す前の原始の空は、どこもこんなに抜けるように青かったのだろうか。


途中何度か休憩のためにストップしたが、それ以外はほとんど走り続けた。

途中、止まったポイントで少し周囲を散策してみる。

5ヶ月で世界一周!? ダッシュで世界を回ってみる。-2

砂漠の中に奇妙なコケのまとまりのようなものがいきなり生えていて、驚く。
水なんてほとんどないのに、どうやって生きているのか不思議だ。

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俺は火星にいったことないけど(当たり前だが)、火星ってこんな感じなのかな~って思うほど、地球じゃないような光景。


フラミンゴの生息地へ。

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5ヶ月で世界一周!? ダッシュで世界を回ってみる。-3

その後は、コロラド川へ向かう。

コロラド川は、周囲の配色が緑、グレー、エンジ、白という、ありえない色の組み合わせだ。
大自然だといえば大自然なのだが、自然な色ではない。

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だって、そもそも川の色がエンジ色。
日本人の川のイメージの色からかけ離れている。

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ボリビア・チリは天然資源の鉱物が豊富なのだが、その色だろうか。
それにしてもすごい色の組み合わせ。

本当に地球上にはいろいろな場所があるのだな、と思う。





その夜。

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ガイドを除いた6人で、トランプをした。

その時に、みんなに「大富豪」を教えて、プレイしたのだが、みな、物覚えがよく、初心者のはずなのに、8切りや、11バック、革命なども余裕で使いこなしていた。

それにしてもなんやかんやで2~3時間はプレイしただろうか。
大富豪で盛り上がれるのは、どうやら世界共通なようだ。

翌日、4時半に起きるために、早めに就寝し、次の日、4時半に起床。
懐中電灯で辺りを照らしながら、みな、出発の準備をする。




早朝。

まだ日が登る前ということと、高度4000m近いところで寝ていたこともあり、外がめちゃくちゃ寒い。かなりの防寒をしたにも関わらず、体の芯から冷える感じがする。そして、また車の中が特に寒い。体を揺するようにしながら車に乗っていた。そうでもしないと、寒すぎて座っていられないほどだったからだ。

夜明け前に、高度5000m近い、ほぼ山頂付近のゲイザー(間欠泉)へ。
近寄ってみると、ほのかにあったかい。
火山口から出ているため、硫黄臭はするが、凍えそうな寒さをあっためるために、少し手をかざす。

・・・幸せやなぁ・・・・

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ほのかな幸せを感じたが、少し離れると、極寒の寒さ。
しかもここはこのツアーの中でもっとも標高が高いポイント。

さすがに高度5000m以上の早朝の朝はやばいほど冷える。




その後、リアルな火山口へ。




泥がぐつぐついいながら、たまにはじけている。
・・・落ちたらとんでもないことになるんだろうなぁ、、と思いつつ、恐れながらも写真を撮ったり、ビデオ撮影をする。そうしているだけで、手の指がかじかんで仕方がない。



ガイドが何をやっても止めないため、けっこう危険?なことにも挑戦してみる。

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日本だったら普通止められると思うのだが・・・。
自己責任、というか放置プレーというか。

さすが、海外。



その後、朝日が昇るのを見る。

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朝焼けに照らされた景色は、黄金に輝いて、今まで見た景色の中でも最高に素晴らしい景色だった。




その後、山を少し下ったポイントで朝食をとり、そのまま、その近くの温泉へ。

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お湯自体はそんなに暖かくなかったが、周りが極寒のため、かなり気持ちがよかった。
高度は5000m近くあっただろうか。


富士山の約1.5倍の高さで温泉。


きっと、俺の人生で、これ以上高い場所で温泉に入ることは、まずないだろう。

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温泉であったまった後、ラグナベルデ、という薄緑色をした湖を経由して、イケと2人、チリの国境付近で下ろされる。ここで、チリから来たピックアップバスに乗り換えるのだ。


2泊3日、一緒に旅したメンバーとお別れをする。
楽しい旅をありがとう!



そして、俺は南米3カ国目で通算25カ国目、世界でもっとも細長い国を持つ、チリに突入するのであった。




今日のオマケ画像


リンゴだけど、ゆず(YUZ)。
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世界中の悪路といわれる道を通ってきた俺にとっても、相当な悪路だった。


強靭な睡眠力を持つ俺でさえ、あまりの道の悪さで下から突き上げられるような衝撃に、何度も夜中に目が覚めた。


砂漠で乾燥しているせいか、ノドが痛い。
ここ最近、ずっと移動しているせいか、体調もあまりよくない。


そんな状況ではあったが、なんとかガタガタ道を乗り越えて、ラパスを出た翌日、ウユニ塩湖ツアーの出発地、ウユニの町にたどり着いたのであった。




バスを降りると、客引きのおばちゃんたちに囲まれる。
早朝なのと、夜あまり寝れなかったことで、半分寝ぼけながら勧誘される俺。


クリスタルツアーがどうとか・・・そんな情報を、どこかで仕入れていた俺。

それがいい情報だったかどうかもはっきりしないまま、クリスタルツアーだと名乗るおばちゃんと一緒に彼女のオフィスに行った。


町はとても小さく閑散としていた。
本当にこの塩湖ツアーが町の収入の大部分なのだろう。

大通り、といっても幅15mくらいしかないのだが、その通りの両端にツアー会社とお店がポツポツ並んでいるくらいであとは住宅街がその両脇に広がる、何もない町だ。


クリスタルツアーのオフィスの中は
「このツアーに参加してよかった!」というような内容の紙が
壁一面に張り巡らされている。日本語のものも多い。

物凄く古い情報もあるので、鵜呑みにしなかったが、まぁ満足できる内容なのかも知れないな、と思う。


一応、そこだけ見て決めるのもなんだったので、いくつかの旅行会社を回ってみる。

回っているうちに気付いたことがある。

それぞれのツアー会社が独立して運営している訳ではなく、各社が提携していて、集客が悪いところはそれぞれの提携先に自分達の顧客を連れて行く。
1人や2人で自分で車を出すより、ある程度の人数を集めてまとめていった方が効率がいいためだろう。


どこもそんなに条件がいい訳ではなく、結局おばちゃんのところが一番だということになり、最終的に値切ってクリスタルツアーに参加することになった。

2泊3日ツアーに参加して、たったの70USドル。
交通費、ガイド代、食費、ボリビアからチリに抜ける交通費、すべて含めてこの値段だから驚きだ。

さすが、ボリビア。南米一貧しい国なだけのことはある。
ヨーロッパで、いままでアジア・中東でセーブしていたお金の、何倍ものお金が一瞬で飛ぶようになくなっていく日々を過ごしてきたので、少しでも安い物価だと、一介の旅行客の俺にとってはありがたい。

ツアー会社も決まったということで、軽く朝飯を食べる。

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ツアーに参加する前に、おばちゃんに、

「イミグレーションに行ってから戻ってきて」

と言われていたので、イミグレへ。
そう、このツアーの行き先は、ここウユニの町に戻ってくるコースと、国境を越えてお隣の国のチリに抜ける2コースに別れている。

3日後にチリに抜ける予定はあるものの、まだ数日はボリビア国内なのになぜに今、イミグレ?
と思いつつ、指定された場所に行ってみると、本当に手続きをここでしているようだ。

2泊3日のツアーだと伝えると、3日先の日付のスタンプを押してくれた。

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・・・これって日付詐称なんじゃないの??
・・・と思いつつ、ここは海外だからOKだということにする。

海外は、いろんな意味でアバウトだ。



ツアーの参加客は、俺ともう1人の日本人のイケ、オーストラリア人、イスラエル人カップル、アメリカ人のおじさん。
それにガイドをあわせた7人で、2泊3日のツアーはスタートした。


まずは、Cementalioという、汽車の墓場へ。
もうすでに使われていない汽車が砂漠の中に放置されている。

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青空がとても澄んでいる。
砂漠のうすい茶色と、深みのある青空のコントラストが素晴らしく美しい。




出発前に、ふと横を見ると、違うグループの車がすでに故障しているようだ。

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オフロードをひたすら走るのだから、いくら4WDだとはいえ、故障はつきもの。
料金が安い会社は車が壊れやすい、と聞くが・・・まぁそれは見守るしかないな、と半ば運を天に任せる。

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昼飯を食い、塩で作った土産などを見た後、いきなり、この旅のハイライト、塩湖に突入!!



まだこの辺りは白に茶色が混ざっていて、あまりきれいではないが、
それにしても、見渡す限りの塩・塩・塩・・・。

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塩を採掘しているのだろうが、ウユニにいるってことを知らなければ、
雪かきをしているのかと思われてもおかしくないような光景だ。
はっきりいって、こんな光景が見られるのは、世界でもここくらいではないだろうか。


その後、塩湖の中心部にある塩で作られた塩のホテルへ。
その名もHotel de sal (塩のホテル)Playa Blanca (白い砂浜)。

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テーブル、イス、ベット、壁・・・たしかに全て塩でできているようだ。


本当はここに泊まりたかったのだが、チリに抜けるためには2泊3日のツアーに参加せねばならず、塩のホテルに泊まるためには、1泊2日、もしくは3泊4日のツアーに参加しなければ泊まれないようなツアー設定に、全てのツアーが同様のシステムになっていたため、今回は泣く泣く断念。


そして、塩のホテルを後にした後も、ひたすらTOYOTA LANDCRUZERは7人を乗せて、塩湖の中を突っ走る。


ずーーーーっと見渡す限り白い世界が続いている。
世界には本当にいろんなところがあるんだなぁ、と感心する俺。


途中、車を止めて、写真を撮る。


少し遠くに立って撮影するのだが、目標となるものがなさすぎて、まったく遠近感がない。




そして車は魚の島、Isla de pescadoへ。

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巨大なサボテンが乱立する、塩湖の中のこの島の頂上に立つと、360度、塩湖が見渡せる。

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その光景は壮大だ。


その後、遠近感がないことを活かして、オモシロ写真を撮ることに。


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こんなんとか、

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こんなんとか、

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こんなんとか。



他のグループも、いかに面白い写真を撮るかで、相当いろいろ試していた。

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結構、みんな本気だから、それを傍から見ているのも面白い。





その夜、夕飯前に、イケと2人で散歩することに。

夕焼けの色が、今まで見たことのないような色をしている。

赤いような、紫のような、青いような、、、

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不思議な色の空を見上げながら、ふと遠く離れた日本の事を思い出す。



緑があふれて、水が豊富にあって、物もたくさんあって、、、


ここには何もない。


それがどうだとか言うつもりはないが、同じ地球上で、こういうところで生活している人がいて、同じだけの時間を過ごしているという事実を、身を持って教えられた気がした。


その夜。


どうしてもウユニで星空が見たかった俺は朝の4時に起きて、満天の星空を眺めた。


光が少ないせいももちろんあるが、高度はすでに3000mを越えていて、空が近いこともあるのだろう。天の川もくっきり見える。



星空を見上げながら、マチュピチュやインカの人々が星や太陽の動きをきちんと正確に読めていた事実を思い出す。
もっと明かりが少ない場所で、空に一番近い場所で、当時の人々は何を思って、空を眺めていたんだろ。



今は滅びてしまったインカ文明、インカの人々に思いを馳せながら、ウユニ初日の夜は更けていったのであった。