猫しっぽ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫あたま

二学期になって行き渋りが始まった娘

はじめは“学校行きたくないな”のぼやきから始まり、徐々に“学校行きたくない”の思いが強くなるも頑張って通う

朝だけだった“行きたくない”が前日の夜からへと変化

ついには泣いて訴えるようになり学校を休んだ

藁をもすがる思いで繋がりのある専門家の方々の意見を乞い、今それらを回収して私自身のブレない軸を模索中!

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前回の続きです↓




スクールカウンセラーさんに娘の行き渋りについて相談した際のお話。


私の長い話を聞き終えた後、まず最初の言葉は


“娘さんは本当に頑張っているのですね

たくさんの気持ちをお母さんに伝えられていること、まずはよかったです”


だった


続けて、


“私も学校での娘さんの様子をのぞいてみましたが、教室での娘さんはお母さんや担任の先生がおっしゃるように一見なんら問題のないように過ごしているように感じられました。


担任の先生に呼ばれた際に2人で話していた会話等も聞こえてきましたが、先生に遠慮していたり、特段怯えてかしこまっているような様子も見られませんでした。


家庭での様子や娘さんの言葉を聞いて、改めて知ることも多く、

それだけ学校での娘さんは率なくこなしている、

その背景にはとても頑張っているのだということがよくわかりました。


周りの視線を敏感に感じていて、集団での自分の立ち位置というものを非常に意識しながら作ろうとしているのかもしれません。


また、教室=何かを評価される場所として映り、はみ出していると叱られる、注目されてしまう、という思いがあるのかもしれませんね”


確かにその通りだと思った。


何かに表彰されたり、何かで褒められたり、

逆に忘れ物をして叱られたり、授業中騒いだらダラダラすることで注意されたり。


いいことをすれば評価され、良くないことをすれば叱られる。


学校生活では日々当たり前のように繰り広げられる状況。


本人に直接かけられる言葉ではないにしろ、こうしたらダメなんだ、こんな風に怒られてしまうんだ、と娘は人の姿を見ながら学習し、本当は自分もダラダラしたい、集中できない、やりたくない、そんな風に思う自分を必死に律しているのだと思う。


私が、家庭でもつい、“今のは〜だったね”など評価の言葉を口にしてしまうことがある、と告白したことについては、


“例えば目を見てしっかり挨拶をする、集団行動の流れに沿って活動する、など 

本人が苦手と感じていることを、「できなかったね」と改めて言われることはしんどいことだと思う。


仮に挨拶をしっかりさせたいと思うなら、

できた時にできたことを褒めて伝えていくのが良いと思う。

「今日も小さくだけどバイバイできてたね」「さようならの時、私の隣にいられたね」など。


たくさんのノルマや願いを持たれることは辛くなってしまうので、例えば今年の目標として、本人と相談しながら何か1つを設定する、くらいのペースで始めるのが良いもしれません。”


また、娘さんのようにこれみよがしに褒められるのが苦手、という場合には(このタイプ、特に高学年になると多くなるらしいです)、大袈裟に褒めるのではなく、【見てたよ】がさらりと伝わるだけでもいいのです。【あなたを見ているよ】と伝わるだけで安心したり、嬉しかったり、認められた!と思えたりするものですから”


という言葉をかけてもらった。


親はついつい子供のダメなところばかり気になってしまったり、声の掛け方も、できて偉いね〜となりがちだけど、そこに評価を入れるのではなく、


見てたよ。

母さん、気付いたよ。

ありがとね。


などの言葉で十分に伝わるものは多く、そこから次もやってみようかな?と次への原動力につながっていくことも多いのだと、実例のケースと共に教えてもらいました。


行き渋る娘への対応に関しては


娘さんの話してくれる言葉の中には、どんな対応をしていくのが良いかたくさんのヒントが散りばめられていると思いますよ。


●登下校が辛い→送迎にしたら改善されるのか?

●算数が嫌だ、学校が疲れる→遅れていく、早退できるなど緩急つけた登校スタイルにしてみたらどうか?

●忘れ物をするのが不安→前日に一緒に用意しよう

(実践済み)

●無理に笑う、断れない、学校で疲れてしまう→担任と相談し図書室や保健室など1人にならそうな空間の利用ができるようにする

(実践済み)


など、

まずは伝えてくれている一つ一つを振り返り、負担を軽くできないか考えてみるのはいかがでしょうか。

1つずつできることをやってみて、こうしたら不安が軽減されたな、1日休んだら元気になったな、と色々なケースを試してみる。


カウンセラーの来校日は、カウンセリングルームの利用も可能です。

ソファがあり、ちょっとしたボードゲームや本なども置いてあるので息抜きに来てみては?”


“娘さんの0か100かの思考を和らげていくためにできることとして、こちらの対応や提案も60-80%にしていくのも効果的かもしれません。


例えば、行き渋ることに対して、学校へ行くか行かないか?ではなく、行かない日があってもまぁいいか、うまくできない日があっても大丈夫、と言うように。


疲れが溜まったらお休みをしてもいい

そんな日を作るのもいいと思います。


ぼちぼち休みながら登校する


ただ、まだ小学2年生、何があるかわからないことを考えると1人での留守番はおすすめできません。

でもそうなると、親御さんの仕事の都合上、難しいというのならば、

その理由を娘さんに相談し、急なお休みは対応できないから予めこの日はお休みにする、などの予定休のような形で提案してみてはいかがでしょうか?


その方法で、“予定休”があれば残りの日々はがんばれそうなのか、

そうでない場合はまたそこで考えていく、

そんな形でゆるりと構えてみるのもいいかもしれませんね。


頑張りすぎないことをデフォルトにする、というイメージでしょうか。


カウンセラーさんからのお話は、今の私や娘の悩みや状況に寄り添いながら、進むべき道の先の方に光を照らしてくれるような、そんな温かいものでした。


カウンセラーさんに相談できて本当によかったです。ニコニコ