前回の続きです 





“学校に行きたくない”発言から1週間経つか経たないかの頃、

娘の言葉には涙が添えられるようになった


“今日学校に行きたくない”から“明日学校に行きたくない”と変化しこの頃には“寝たくない、寝て明日が来て明日学校に行かなければならないのが嫌だ”とポロポロ泣いて悲しい顔で訴えてくるようになった


あぁこれ以上はきっと無理させたらダメだな、そう感じた木曜日の夜、夫婦でも話をした。


夫は

すぐさま学校へ行かないと言う選択肢にするのは違うと思う

どうしたら学校に行けるか?

例えば帰ったらこんな楽しいことがある、

週末にはこんなことをやろう

そこを考えて提示して、それをモチベーションにして行けるようにまずは考えてみようよ



と言った。いい案だと思った。

早速週末に娘のやりたいことを挙げてもらった


娘の願いは

・プールに行きたい

・髪を切ろうかな

・室内遊び場に行きたい

・家族みんなでスイッチスポーツで遊びたい


全部やろう!できるね!

朝の食卓でそんな話をして

金曜日はこれをモチベーションに学校へ行くことができた。


その週末は全てをやった

そこに飛び入りで入ったお寿司屋に食べに行く、お祭りに行くと言うものまでプラスされ、家族で派手に遊んだ。

娘もとても楽しそうだった


その週明け、娘は行き渋ることなく学校へ登校した。

充電が溜まったのだろうか。

そうだったら嬉しいなニコニコ


でもそう感じたのも束の間、その日の夜には“明日学校に行きたくない”と再び訴えてきた


あぁやっぱりそうか

こうやって続いていってそのうち学校に行かなかなるのかな

頭の中ではそんなことがよぎったけど

“そんなに辛くてしんどいならお休みしてもいいよ”

娘にそう伝えた。


ただ、明日急には私も仕事を休めない

お父さんもリモートワークにはできないかもしれない。そうなると夕方近くまで1人で過ごさなければならないよ(本当はすぐ下の階に祖父がいるけど)

お昼ご飯も1人で食べることになる、

お休みしたからと言ってゲームやテレビの決められた時間は伸ばせない

その代わり、家でのんびり過ごしながら、ワークをしたり本を読んだりして過ごしたらいいよ



担任からの話にも“無理に来ずお休みしてもいいと思います”とあったし、私もそこまで無理して行かせるのは違うと言う思いがあったので

夫には

もし、明日の朝も言うようだったらお休みさせようと思う、と伝えた。

夫はわかった、と。


翌日の朝はどんなに起こしても中々布団から出ず、降りてきて朝食を食べる際も思い詰めた表情、そして

“学校行きたくない”と私に抱きついて泣いた


その日、娘は学校を休んだ

祖父にはこっそり、娘の状況を伝えて、とくだん何かする必要はないけど、気になることがあったら見に行って欲しい、と伝え、

娘にもキッズケータイで連絡する先は祖父を優先にしてみてね、とだけ伝えて家を出た。


会社の昼休みなどちょくちょく電話をかけてみたけど電話口の娘はわりと元気いっぱいで安心した。


帰宅後娘にどんな一日を過ごしていたか、様子を聞いたら

なんとなく学校の時間割に沿って活動したとのこと。


音楽→ピアノの練習30分

図工→新聞紙で盾と剣と鎧を工作

国語→ワークブックで漢字の練習をした

生活→我が家の犬猫と遊んで過ごしてお世話した

給食→冷蔵庫にある残り物のおかずとご飯をレンチンして食べた

昼休みはのんびりゴロゴロ漫画を読んだりTVを見たり


お〜!中々メリハリのあるいい過ごし方!

改めてどうだったか聞くと“つまんないなと思った時もあったけど学校行くより全然楽しく過ごせたよ口笛

と言う感想がキョロキョロ


よかったねニコニコ

お留守番ありがとうね


そんな感じで休息明けはの翌日は文句も言わず学校は登校、

そのあと突入した三連休ものんびり楽しいことをして過ごして連休明けも大きく乱れることなくスムーズに登校できた。


私の娘への声かけが特別変わったところはなかったけど、

“学校を休んだことが悪いこと”ではないと思ってもらいたかったし、

私に相談することが、さらに娘を追い込むことにならないよう、精一杯意識して気をつけた。


結局、行き渋りから2週間目となる1週間は、


●学校へ行くことが泣くほど辛くなる

●一日お休みをする


という状況の変化となった。


そしてその週の金曜日、仕事を早退して

スクールカウンセラーさんと面談をした。