私のなかで
いつの頃からかルールがある。
寝るまで今日は終わらない
寝て起きた時
朝だろうが
夜だろうが
一日のはじまりはそこからはじまる。
だから
24時を過ぎても
私が寝なければ
日付も変わらないので
真っ直ぐに針が並んでも
そこからの時間も明日。
少し昔
私が金沢に住んで
悩みに悩んで
もう何を悩んでいるのかさえ
分からない日々を過ごしていた時
私が不思議と心を開いていた知人を
金沢から能登まで車で送ることになった。
片道2時間以上のドライブで
面倒臭がりの私が
男女的な好意などまったく抜きで
純粋に「私送るわ」って言ったのは
その知人に興味があったからだと想う。
その人は今の私より少し若いくらいの年齢で、
羨ましがられたり
バカにされたりすることもない
いわゆる一般的な仕事をして
週末になると金沢に出てきて
飲んだり遊んだりして
また能登に帰ってゆく。
大まかに言うと
とても普通の人。
でもすごく正直で
すごく幸せそうで
いつも自然体でみんなその人が好きだった。
私はうねうね考えてばかりで
悶々としてたので
ドライブが折り返しに近づいた頃
ひとつ質問した。
「どうやったら、君みたいに生きられるの?」
すると
スルッと彼は答えた。
「明るくなったら起きて
暗くなったら寝たらいいんよ。」
聞いた瞬間から
こいつはやはりただ者ではないという
ことだけは確信に変わりましたが
数年たって
当たり前の事を当たり前に出来る素晴らしさ。
普通の事を普通に出来るスゴさを
痛感し、
その度にこの時のことを想い出します。
今でも私の中で
神の一言として、崇めております。
今も君は
笑っているの?
そうだとしたら
私は嬉しい。
朝方ふと
そんなことを想う。
まだ今日
が朝になる。