最近、世間を驚かせた訃報に、セクシー田中さんの


原作者の芦原妃名子さんが自ら命を絶つという


衝撃の事件がありました。


正直この作品のこともよく知らなかったし、


ドラマになっているのも何となくしか知らない。


そんな中で、報道では漫画作品のドラマ化を


巡って、脚本家やテレビ局と揉めていたという


話を聞き、自分たちの知らない作品の裏話などに


問題提起する流れが見受けられます。


かなり、脚本家の方やテレビ局もバッシングを


受けているようですが、そこの辺りは自分たちは


あくまでも外野なので何とも言えません。


しかし、「自ら命を絶つ」


これは、かなり周りとっても辛い事です。


「なぜ?何がいけなかった?どうすれば良かっ

 のか?今後は何を改善するべきか?」


そう言う問いが世の中に嵐のように吹き荒れ


渦巻いていくわけなのですが……


やはり、絶対にいくら悩んでても自ら命を絶つ


なんて事はするべきでは無いと自分は思うし、


自分は生きていて、いくら辛いことに直面しても


私の脳にはそう言う概念が全くないのはとても


自慢でもあるんですね。


しかし!


故に、そういう悩みを持った人に理解というものが


無かった……と、気付かされることもあります。



それは、ある友人が、人生につまづいて、


「死のうかとも思っていた」と、言う話を


しだした時です。


私はちょっとびっくり、なるべく冷静を装い、


こう言いました。


「そんなこと考えないで。人間なんていつか


死ぬんだし、どうせ死ぬなんて思えるんなら


どんなチャレンジだってできるじゃないか。


色々できるだけ試してみようよ。」


と、励ますつもりで言ったのですが、


返ってきた言葉は


「はぁ、わかってないね……、それは死ぬことを


考えた事ない人の意見だよ、わかってない」


どういうことか?


つまり、自分のような生きる選択肢に自殺が


無い人は「死ぬ」という事はペナルティである。


死ぬ=残念な事なのである。


しかし、自殺を考える人の価値観は違う


死ぬ=楽になる、つまりパラダイスなのである。


だから、「がんばって生きろよ!!」って


言ってる人間はそういう人にとっては天国に


行くのを阻む悪魔なのである。


それと、「死」と「眠り」は近いものであるとも


言いました。


私は死と眠りとは違うと思うのですが、


志願者にとっては眠いから眠るのと同じ感覚で


「死にたい」つまり(永遠に)眠りたいのである!




この話を聞いた時に自分がその友人に言ったのは


「不謹慎な事を言うようだけど、正直言って面白い!そんな話初めて聞いた!」


と、目を輝かせて興味津々で色んな話を


聞きたがったが、逆にこれは本人にはとても


嬉しかったようで、「自分の話に興味を持って


いる人が居るっていうだけで、生きていても


良いかなと思えた」って、言ってくれた。


我ながら頭の中お花畑で、これで憤慨されたら


どうするんだ?!って話ですが


これも、重要なことかもしれませんね。


なぜ、自分は生きているのか?


生きている意味はなんなのだろう?


世の中に自分を必要としてくれる人がいる、


自分に興味を持ってくれる人がいる。


そういう何かが、生きる意味?、存在意義?


そういう事が人を生へと繋げるのですね。


個人の命もそうですが、この自分のお店も、


誰かが必要としてくれるから存在できる。


自分は、もちろん家族のために、そして、


自分の美容師としての腕を見込んで来てくれる


お客様のためにも生きるし、もちろん今の時代の


この国に生まれてきた超絶ラッキーな人生を


余すことなく楽しむために生きていけるだけ


生きていくつもりですよ〜〜(´▽`*)アハハ



三浦建太郎 作  ベルセルク より

自分が若い頃に読んだ漫画のワンシーン。

たまにそういう話題の時に頭に浮かぶのは

このセリフなんですよね。

仕方なく生きるなんて考えはもったいない。

これをどれだけラッキーと思えるか。

自分なんかは能天気に

「俺ってラッキー☆」٩*(゚∀。)وヒャッハア

などと言って一部の人からイラッとされるけど、


まあまあ、その考えは大事だと思ってます。

そして、それをさせてくれる皆様、自分を産んで


くれた親、育ててくれた人達、お客様や友人に


感謝いたします!!



まあ、でも自ら命を絶つ……


そういう人達への理解も大切です。


もちろんそれは全力で阻止しますけど!


自分とは思考の根本が違う、これを理解しないと


逆にフォローになってない場合もある。


そういう話でした。


ちょっと長々と話が重たくてすみません。



ではまた!