美容師のカット方法には色んなやり方が


ありますが、今日は基礎中の基礎!


よくあるやり方は指で髪の毛を挟んで


普通に横に並行に切るカット方法。


つまり、パッツンに切っちゃうやり方ですが


これって実はブラントカットっていう名前が


あるんですよね。


ブランじゃなくてブランですね。


ググッ見ると




と、ありますね。


つまり、ハサミでカットする基本中の基本!


これがブラントカットなわけですよ。


知ってましたか??自分は美容師始めるまで


名前があるって全く知りませんでした。


ところで、自分は基本的に


ほとんどと言っていいほどこのブラントでの


カットはやりません。


理由は不自然になるからですね。


頭の丸みや、髪の毛の性質上でホントにパツンと


ブラントに切っただけにしてしまうと重いのは


もちろんですが、かなり不安定なスタイルに


なってしまいます。


そのために色んなことを計算してカットするので


実はかなり難易度が高いスタイルなのですが、


扱いやすさ、持続性、汎用性を考えると


お客様にとってもかなり難易度が高いと言えます。



実際に美容師30年以上やっていて、このような


ホントのブラントカットのみでのオーダーは


数える程度しかありません。


ただ、美容師のカットの基本中の基本で


ワンレングスなどのスタイルは練習の上で


欠かせない基本のスタイルなので、ブラントも


必ず最初は通る初歩の初歩なんですね。


「ブラントカットがちゃんと出来ないのに


お客さんに入ったらいつか躓く」と、


言われてますからね。


つまり、ブラントカットでは全くの誤魔化しが


効かないので、ホントに基礎の基礎が


出来ていないといけませんね。


恐らく1度でも前髪を自分でパツン!と、


切った経験がある人ならわかると思います。


あの難しさを。




こんな感じ↑↑↑



自分がブラントを使わないのは、結局その後


ブラントで切ってもラインをぼかすために


スキバサミ入れたり、毛先をギザギザにするため


縦にハサミを入れて一直線のラインを崩すので


それなら最初から縦にハサミを入れる


チョップカットで切っておけば良いと考える


からなんですね。


現代の日本のトレンド的なカルチャーに


不向きだと考えます。


上記のように海外では人気とありますが、


自分の知る限り欧米では逆にブラントばかり


の方が多いですね。



たまに、美容師さんでYouTubeでカットの


一部始終を披露している動画を拝見してみても


うーん、ちょっと遠回りな手順を踏んでるなぁって


思ってしまうこともありますけど、それはそれで


時間内に仕上がれば問題ないですが自分は


せっかちなのか近道を探してしまいますね(´▽`*)アハハ


このブラントカットって普通に紙だったら


事務バサミでチョキチョキまっすぐに切るだけで


誰もが子供の頃から普通にやるやり方なのに


相手が人間の髪となると難しくて


まずは髪の毛の硬さに


ハサミが負けないようにしっかりと濡れてないと


とても切りにくいですし、指で挟んで切るなんて


難しいんですよね〜( ᐛ )


切る時ハサミが閉じていくごとに刃先の方に髪は


逃げていこうとするのでそれはそれでやり方が


ありますしね。


濡れた髪ならそれをかなり防げますが、


それでもその状況でパツッとした真っ直ぐな


スタイルを切る事は最初は難しかったです。


これをさせない為にはハサミを閉じながら


刃の根元の方に引きながら閉じないと行けません。


つまり引き切りという動きをしないといけません。


日本刀を使って人を斬る時押し当てて引いて


切ります。



自分は長い髪を一気にブラントできる場合は


フリーハンド、つまり指で挟まずにそのまま


垂れ下がった髪を引き切りでそのまま切ります。


その方が間違いがないんですよね。


もちろんお客様の頭が斜めっていなかいか


確認はしないと行けませんが……( 'ᢦ' )


ちょっと文章だけで説明するのは難しいですが、


ちょっとだけでも技術の緻密さが分かってくれたら


幸いですm(_ _)m


ではまた!