自転車が印象的な映画5選 | あの時の映画日記~黄昏映画館

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 自転車が印象的な映画5選

 

いつも楽しい映画の記事を配信していらっしゃる、wonda007様が『バイクが印象的な映画PART2/映画なんでもベストて~ん』をアップしていらっしゃいました。

 

いつものことながら、記事もコメントもとても楽しく読ませていただきました。

 

そして、それに触発された私は、超個人的なのですが、『自転車が印象的な映画5選』として記事を書いてみようと思い立ちました。

 

まずは、ピーター・イエーツ監督で1979年に制作された、『ヤング・ゼネレーション』(原題:Breaking Away)を振り返り。

いろんな事情があって大学に進学することをしなかった4人の若者たち。

そのうちの一人でイタリアかぶれの青年デイヴが夢見ていたのが自転車レースのチャンピオン。

悪どい妨害を受けながらの自転車レースシーンがとても印象に残っています。

主人公の変わり身の早さも楽しかったです。

 

続いて、私以外でも本作を挙げる方が多いのではないでしょうか。ジョージ・ロイ・ヒル監督の新感覚西部劇『明日に向かって撃て』(1969)(原題:Butch Cassidy and the Sundance Kid)。

 

無法者のブッチとサンダンス。そして共に行動する女性、エッタ・プレイス。

三角関係なのかわからない奇妙な絆で結ばれている三人ですが、ブッチがエッタを自転車に乗せておどける場面が秀逸でした。B.Jトーマスが歌うテーマ曲『雨にぬれても(原題: Raindrops Keep Fallin' on My Head)と共に思い出に残り語り継がれる名場面になりました。

 

次にあげさせていただくのは、ヴィットリオ・デ・シーカ監督によるネオレアリズモの代表作『自転車泥棒』(1948)原題: Ladri di Biciclette, 英題: The Bicycle Thief。

何度観ても泣いてしまう本作。

生活の糧としての自転車を盗まれてしまい絶望の淵におとされてしまう父親がやってはならないことに手を出してしまうシーンは胸が苦しくなるほどです。

 

そして次はちょっと変化球です。

スティーヴン・キング原作小説の初映画化作品。ブライアン・デ・パルマ監督の1976年の映画『キャリー』(原題: Carri)を挙げてみようと思います。

本作の自転車のシーン覚えてますか?

超能力を自在に操ることができるようになった、いじめられっ子のキャリーが、自転車で寄ってきて暴言を浴びせる少年を転倒させるシーンがあります。なぜかそのシーンが印象的なのです。

 

そして最後は邦画から一本。

大好きな川島雄三監督の傑作『洲崎パラダイス・赤信号』(1956)を挙げましょう。

売春防止法施行直前の東京を流れ歩く男女、義治と蔦枝。二人がたどり着いたのは、目の前に赤線地帯がある居酒屋「千草」。その千草の女主人から義治は蕎麦屋の出前の仕事の紹介を受けるのですが、その配達手段が自転車。

先輩店員の小澤昭一が♪明日は泣かない女になるの~と歌いながら器用に蕎麦を配達する何気ないシーンが忘れられません。

 

以上5本挙げてみました。

あなたの自転車が印象に残っている映画は何ですか?よろしければ教えてください!