インディ・ジョーンズシリーズの思い出
この夏インディー・ジョーンズシリーズの新作が公開されると言います。
思えば長いシリーズですね。
普段は劇場公開の新作にはあまり触れない本ブログですが、今回は過去の思い出ということでレビューさせていただきたいと思います。
第一作『レイダース・失われたアーク(聖櫃)』が制作・公開されたのは、1981年。
日本では1982年のお正月映画として81年の12月に公開されました。
日本の宣伝部はこの時点でシリーズ化されることを予想していなかったのでしょうね。なんとなく落ち着かない邦題がそれを物語っています。
シリーズ化されるにしても、原題の『Raidesrs of the lost Ark』の部分のレイダースの部分を強調してきました。まさか主人公の名前である、インディー・ジョーンズでシリーズ化されるとは思っていなかったのでしょう。
大阪梅田の北野劇場で観た本作。
当時は入れ替え制ではなく、詰め込めるだけ客を詰めるという時代だったので、当日は立見席までいっぱいだっいたのを覚えています。
007シリーズのオマージュを感じながら、スピルバーグ監督の映画作りの上手さにゴキゲンになりましたね。
スターウォーズのジョージ・ルーカスと天才若手監督として売り出し中だったスピルバーグがタッグを組んだ冒険活劇として、映画雑誌なども大きく取り上げていました。
パラマウント社の山の形のデザインを模した山の風景から遊び心満載で始まる本作。
洞窟から奪った黄金の宝を持って逃げ回るイントロのアクションシーンからノンストップの大活劇が始まります。
この前半のシーンから、主人公が蛇嫌いなこととが語られ、後半のクライマックスにつながるのも上手いですね。
ジョージ・ルーカスも負けてはおらず、R2-D2やC3-POの落書きなんかが出ていましたね。
モテモテのインディ教授に生徒から送リンゴが送られるシーンなどは、その意味を知ってから大笑いしました。
『激突』を思い起こさせるカーチェイスシーン。メルセデスのマークがへし折れるシーンにも意味があったんですね。
中でも大きく劇場が湧いたシーンは、インディーが白馬に乗って駆け出す場面とUボートから脱出する場面。
スクリーンと観客が一体となったあの瞬間。
思い出します。
時々笑いを織り込みながら、
クライマックスにクライマックスを繋ぐテクニックが見事でした。
ヒロインが籠に入れられてジョーンズが見失うシーンや、悪役を拳銃一撃で倒してしまう場面などスピルバーグ監督のセンスが光ってましたね。
クライマックスのCGも、いまならチャちいと思われるかもしれませんが当時はちょっとホラーな映像に驚嘆したものです。
面白かったなあ。
ラストシーンがめちゃくちゃ意味深で、もしこの作品の続編が作られるとしたらこの流れになると思っていたのですがね。
そして、続いて、
『インディー・ジョーンズ/魔宮の伝説』が公開されるのですが、これは当時の彼女と、ドライブ・イン・シアターで鑑賞しました。
こちらの方のお話はまた次回にしたいと思います。