Sushi Girl (2012) | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

 

 Sushi Girl (2012)

 

本当につまらない作品ってありますね。

本作がまさにそう。

 

一部カルト的な人気があるらしいですけど、

私は完全にダメなやつでしたね。

 

6年前の強盗事件を起こしたフィッシュという男が刑務所から出所。

 

その時の仲間が女体盛りを用意して出所祝いを計画。

しかし、グループのボスはフィッシュが奪ったダイヤをどこかに隠しているのではないかと疑い部下に命じてフィッシュに激しい拷問を加える。

 

そして仲間同士も疑心暗鬼となり始め殺し合いが始まる・・・・

 

スプラッタ感をだしてホラー風味にしたかったのかスプラッターをパロディにしてギャグにしたかったのか。

あるいは悪党同士の腹の探り合いを描いて心理サスペンスにしたかったのか。

いずれにしても退屈。

 

役者さんはゴキゲンで演じていますが、

観ているこちらは気が抜ける。

残念な空回り。

 

マーク・ハミルがゲイの悪党を演じていますが、そんな役断ってほしかったね。オーバーアクトで不快です。

 

80年代にアクションスターとして活躍したマイケル・ビーンも落ちぶれ感が強くて寂しくなった。

 

そして、ファンタジー映画の傑作『ネバー・エンディング・ストーリー』で白馬に乗って大活躍したアトレイユ役を演じたノア・ハザウェイも顔を出していますが、イメージが壊れて悲しかったね。

 

ラスボスがフグの刺身を食べてやられてしまうってギャグですか?

 

多分、こういう風に真面目に観て腹を立ててはいけない作品なのでしょう。

それはわかるんですけどね、でもあまりにもひどい出来に映画ファンとしては怒りがこみあげてくるレベルです。

サニー千葉さんも出ないでほしかったね。

 

いろんな人がいますから、

面白がって観る人がいても否定はしませんけどね。

 

 

 

 

Sushi Girl (2012)

カーン・サクストン監督 98分

2012年12月日本公開