愛のむきだし 最長版THE TV-SHOW | あの時の映画日記~黄昏映画館

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愛のむきだし 最長版THE TV-SHOW

2018年(日) 園子温監督作品

 

愛するスワローズがクライマックスシリーズでジャイアンツに敗れました。ノーヒットノーランというおまけ付きで、トホホ・・・

 

これで僕の野球シーズンは終わったので、

これからはブログを書いていきます。

 

さて、『愛のむきだし 最長版THE TV-SHOW』です。

 

『愛のむきだし』は237分という長尺を全く感じさせない、

園子温監督の傑作でありました。

 

幼いころに母を亡くし、

理想の女性マリアに会うことを夢見ていいたユウ(西島隆弘)の前に運命的に表れたヨーコ(満島ひかり)。

しかしヨーコは悪徳新興宗教0教会の幹部コイケ(安藤サクラ)に勧誘され、家族丸ごと拉致されてしまう。

 

愛するマリア(ヨーコ)を救うためにユウは、

単身0教会に乗り込んでいくのだが・・・

 

勃起=純愛ときっぱりと言い切ってしまった本作は、

紛れもない傑作でした。

 

その物語に、

未公開のフッテージを加えて全10回のテレビシリーズにしたのが本作です。

 

さすがに既視感のある物語にむりやり話をつなげた感がある本作は面白いのだが(当然だが)新鮮味に欠けた。

さほど重要とは思えないフッテージの追加だったからかな。

 

単純に比較できないと思いますが、

同じく製作段階でカットしたフッテージを追加して作り上げた、

コッポラ監督の『地獄の黙示録・特別完全版』は、

こんな重要なシーンがカットされていたのかという驚きと新鮮さがあった。

 

『愛のむきだし 最長版THE TV-SHOW』版でよかったのは、

0教会の幹部、安藤サクラ演じるコイケの内面に、

オリジナルより深く切り込んでいたことくらい。

 

編集が雑になってしまったのも残念。

オリジナルを愛する僕にとっては、

もっと大事にしてほしかったです。

純愛エンターテイメントであることは間違いないんですがね。

 

オリジナル版、

『愛のむきだし』レビュー

 

 

 

シーズン到来!!

『おいしいお芋屋さん』