大脱獄 | あの時の映画日記~黄昏映画館

あの時の映画日記~黄昏映画館

あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

大脱獄

1975年(日) 石井輝男監督作品

 

仲間の裏切りで死刑囚にされた高倉健。

裏切った仲間に復讐するために雪の網走刑務所を脱走。

 

函館~札幌~小樽へと、

健さんの復讐の旅。

 

そこに囚人仲間の菅原文太兄ィが絡んできて・・・

 

プログラムピクチャーの巨匠、

石井輝男監督気合入ってます。

 

得意の舞台冬の北海道で強烈描写の連続。

雪原を走る蒸気機関車D-51内での過激なアクションは見どころ。

 

蒸気機関車が横転するシーンはどうやって撮ったのだろう、

臨場感と迫力が凄い。

 

前半あまり目立たない、

クセのある相棒役の文太兄ィにも、

クライマックスでキッチリ見せ場がある。

美味しいところを全部持って行っちゃった。

 

もちろん、

健さんの見せ場もたっぷりあります。

 

中盤の展開が、

ちょっとモタモタするのがもったいないかな。

その分、

クライマックスが引き立ったのは間違いないですけど。

 

何かの記事でも書いたんですけど、

この手の脱走モノでは、

追手の警察関係が間抜けに見える。

 

でもこの作品の場合、

敵役が警察じゃないので、

そのような感じは目立たない(目立たないだけで間抜けですけどね)。

 

石井監督作品なので、

グロ描写あります。

苦手な方はご注意を。

 

木の実ナナが魅力的。

 

 

大脱獄 [ 高倉健 ] 大脱獄 [ 高倉健 ]
2,536円
楽天