『集団殺人クラブ』
2003年(日) 石井均監督作品
いやはや、
トホホな作品もあるものですね。
脱力系ホラーという新ジャンルかもしれない。
女子高生との援助交際中に殺されてしまうタケゾウ(遠藤憲一)。
女子高生は仲間の女子を呼び、
5人でタケゾウをラブホテルから運び出し(料金はどうすんだよ!)、
車で山中に運び芝刈り機で(都合よく持ってるな)切断した後土中に埋める。
帰り道で迷った5人は、
途中で見つけた洋館に身を寄せるが、
なぜかそこにタケゾウが現れ、
一人一人惨殺し始める・・・
いやぁ~さすがにきつかったです、
このつまらなさ。
タケゾウの手は取り外しができて、
手自身が意思を持っているようで、
タケゾウの身体から勢いよく飛び出し、
宇宙にまで到達するのだからすごい力だ。
女子高生たちはそれぞれ結構かわいい。
お色気シーンの一つでもあれば退屈しなかったかもしれない。
タケゾウはどうやっても死なない存在で、
いろんな場所に突然現れるのだが、
まるでドリフのコントのようにしか見えないし、
最後はかくれんぼで置いてきぼりを喰わされてしまう。
時間軸もよくわからなくて、
昼間なのか夜間なのか、
まるでエド・ウッドの作品だ。
低予算のため、
同じ場面が何度も使いまわされているしね。
洗濯機でグルグル回る足が笑える。
でもこの作品、
意外と好評だったようで、
続編が次々と作られ、
ジェイソンのごとく不死身のタケゾウが大活躍しているらしい。
僕はこの一本でお腹いっぱいですけど。
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