『狂った野獣』
1976年(日) 中島貞夫監督作品
映画屋の根性丸出しで作り上げた、
B級サスペンスアクションの傑作です。
ある日京都で2人組の銀行強盗にバスが乗っ取られる。
乗客は、
子供、オーディションに向かう女性、犬を動物病院に連れていきたい中年女、チンドン屋、初老の男性、教師と生徒の親の不倫カップル、謎のサングラスの男。
運転手は心筋梗塞の持病を持っており、
極度の緊張状態になると発作を起こす危険があった。
そして、
運転手が発作を起こし死亡。
謎のサングラス男が実は宝石強盗で、
男がハンドルを握ってからバスの大暴走が始まった・・・
とにかく派手に車をぶっ壊す。
米映画『ブルース・ブラザース』(1980)も真っ青。
主演の渡瀬恒彦や川谷拓三らも、
スタントなしの大アクション。
カメラも縦横無尽に動き回り、
息をつかせない展開は見事。
人質になっている乗客たちも皆クセがあり、
助け合うどころか、
エゴ丸出しの人間模様。
追跡する警官が、
歩道橋の上からバスに飛び移ろうとして失敗、
そのまま殉職なんてシーンもある。
銀行強盗の二人が、
あっさり射殺されてしまうところも時代だが、
人を喰ったラストシーンはひねりがあって面白い。
序盤は隙だらけの構成でどうなることかと心配しましたが、
そんなことは吹っ飛んでしまうほどの快作でした。
往年のアフロヘアーで、
笑福亭鶴瓶がディスクジョッキー役で出演。
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