『荒野の渡世人』
1968年(日) 佐藤純彌監督作品
宣伝文句によると、
『サムライ・ウェスタン』。
なるほど、
いろいろ言い方があるもんだと思います。
サムライの血を引くケン(高倉健)は、
ある日無法者5人によって両親を殺される。
ケンは復讐に燃え旅に出る。
風来坊となったケンを拾って銃の扱いを教えるのがマービン。
マービンに命を助けてもらったケンだったが、
マービンは、両親を殺した犯人のうちの一人ビリーの父親だった・・・
健さんは、
一人一人復讐を果たしていくのだが、
そのたびに新たな憎しみが生まれていきます。
あとは東映ヤクザ映画のパターンで、
我慢に我慢を重ねた健さんが危険を顧みずラスボスの元へ。
ここでやっと日本刀の出番となります。
銃対日本刀の対決を楽しみに鑑賞していたんですけど、
そのシーンはちょっとだけだったので残念。
牛の大群を暴走させたり、
一人対大勢のガンファイトシーンがあったりと、
西部劇ムードの醸成には頑張っていますが、
やっぱり東映だから、
本場の西部劇のようなドライな感覚がない。
すごく湿っぽい西部劇なんです。
ヒロインはほとんど泣いているシーンだし。
西部劇のパロディとして観れば、
そこそこ楽しめるかもしれませんが、
ラストシーンが完全に『シェーン』をパクっているのには苦笑。
結論としては珍品の部類ですが、
おおらかな気持ちで楽しんでください。
ムードを盛り上げてた音楽は、
八木正生先生。
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