ダウン・バイ・ロー | あの時の映画日記~黄昏映画館

あの時の映画日記~黄昏映画館

あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

ダウン・バイ・ロー』 原題:Down by Law

1986年(米=西独) ジム・ジャームッシュ監督作品

 

ストレンジャー・ザン・パラダイス』のジム・ジャームッシュ監督が続けて発表した傑作。

前作より物語に動きがあり、

磨きのかかった独特のモノクロ映像がどこかとぼけた感のあるストーリーに深みを与えます。

 

それぞれ別々の罠にはまって牢獄に入れられたザックとジャック。

同じ部屋に入れられた二人だったが、

二人の性格は合わず、

喧嘩を繰り返す。

 

その部屋に、

片言の英語をしゃべるイタリア人ボブが入獄してきた。

 

ボブが中和剤になったのか、

以前ほど喧嘩をしなくなったザックとジャック。

3人でカードゲームを楽しんだりしていたのだが、

ある日、

ボブが脱走できる方法を見つけ、

揃って脱走に成功するのだが・・・

 

ここから3人の珍道中が始まるわけで、

川を渡ろうとしたら船が沈没したり、

泳げないボブがなぜか救命胴衣を身に着けていたり、

不気味な沼地の迷い込んだり。

 

ジャングルのような場所で喧嘩したザックとジャックが、

離れ離れの単独行動で出ていこうとするが、

なんとなく寂しくなってウサギの丸焼きを作っているボブのところに戻ってくるところなんかはとてもいい味。

 

さまよい続けた果てに、

レストランを見つけ、

そこの女主人とボブがあっという間にいい中になり、

ザックとジャックが唖然とするシーンもある。

 

まだまだ続きが観たくなるような余韻のあるラストも印象的。

ザック役に、トム・ウェイツ

ジャック役に、ジョン・ルーリー

ボブ役に、ロベルト・ベニーニ

 

 

 

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