チャールズ・マンソン | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

チャールズ・マンソン』 原題:THE MANSON FAMILY

2003年(米) ジム・バンベッバー監督作品

 

この名前を聞けばすぐにビートルズの『ヘルター・スケルター』や、『シャロンテート殺害事件』に直結する方も多いでしょう。

数々の凄惨な事件を起こしてきたカルト指導者です。

 

彼を主人公にした作品は、ドキュメントの『マンソン・悪魔の家族』と、テレビムーヴィーの『ヘルター・スケルター』が作られていますが、陰惨さでは本作が1番です。

 

60年代後半、

ハリウッドにほど近い牧場でヒッピー生活をしていた集団の中で、一番カリスマ性を発揮していたチャーリー(マンソン)が、教祖的な立場になっていく。

 

始めは、

皆さん仲良くグループセックスをしたり、LSDやコカインなどをやっている程度だったんですが、チャーリーの曲をレコード化するという話を反故にされてから集団の性質が激変、

恐るべき殺人集団と化していく。

 

映画は、

『犯罪現場』というテレビの番組でチャーリーの特集を組もうとしていたテレビ制作現場に一本のヴィデオ・テープが送られてくるところから始まります。

 

そのテープは、

今は囚人となっているチャーリーの信者が、

過去の出来事を告白するという内容。

 

そのエピソードの中で、

ビートルズの『ヘルター・スケルター』の件も少し触れられるが、

やっぱり注目すべきは、

このインチキ男になぜ若者たちは洗脳されてしまうのかということ。

 

洗脳と言えば、『オウム真理教』の馬鹿尊師、麻原彰晃のことが連想されますが、この作品のチャールズ・マンソンもまさにそれ。

ユートピア思想だったのが、組織が大きくなってくると引き締めのためにハルマゲドンなどの終末思想を語り始める。

 

世界が滅びるのなら、

一人二人殺すのも怖くない。

麻原同様このマンソンもめったに自分の手は汚さない。

ドラックでハイになったファミリーにやらせる。

 

ただ、

マンソンは(麻原も同様だが)人心掌握には優れている。

これが、カリスマと呼ばれるものなのだろう。

 

と、

もっともらしいレビューを書いておりますが、

本作品は鑑賞注意で、皆様にお勧めするわけにはいきません。

 

最近のスプラッタホラーで、

多少の残酷場面には免疫がついた僕ですが、

この作品のグロ描写は正視できなかった。

ご鑑賞の際には十分の覚悟と注意をしてください。

 

あと、

フラワーピープルのお話なので、

男性も女性も服を着ていない場面がやたら多く、

セックスシーンもてんこ盛りなので、

そういった描写に嫌悪感を抱く方も観ない方がいいです。

 

現在もマンソンの信奉者は存在していますよという、

(これまた残忍な)後味の悪いBad Endです。

 

 

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