『スタートレック』 原題:Star Trek: The Motion Picture
1979年(米) ロバート・ワイズ監督作品
一時は『スターウォーズ』に比肩するほどの人気を誇っていた本作。
60年代のテレビシリーズだった『宇宙大作戦(宇宙パトロール)』のころからのコアなファンがいて、“トレッキー”なんて呼ばれたりしてました。
急遽映画化され、監督も大物ロバート・ワイズを招聘。
特撮も『2001年宇宙の旅』のダグラス・トランブルやジョン・ダイクストラを起用し気合が入っていました。
出演者もテレビシリーズとほぼ同じですが、
映画のポイントとなる女性デルタ星人アイーリアが加わりました。
遠い未来、
でっかい雲のような天体が地球に向かってやってくる。
この天体はすごいパワーを持っていて、
惑星巡視船を次々に破壊する。
約2年半のブランクを抱えてはいたが、
カーク船長率いるエンタープライズ号一行は、
この巨大な天体を迎撃に発進する・・・
物語はとっても単純で、
艦内での仲間割れなんかがアクセントとして挿入されるが、
ドラマ部分はあまり面白くない。
乗組員たちの上半身のアップと、
天体の特殊効果を交互に延々と見せられる。
最新鋭のエンタープライズ号はしょっちゅう故障して、
乗組員をハラハラさせるが、
天文学的な科学力を持つバルカン星人のミスタースポックにそのたび救われる。
でも、
この巨大な天体に、
エンタープライズ号が捕まってから興味深い展開を見せる。
この巨大な天体は極度に発達した機械であり、
自らの創造主を探しているのだという。
天体の心臓部には、
300年前に地球から打ち上げられた探査艇“ボイジャー”の文字が発見され、
この機械の創造主は地球人だということだった。
しかし、機械にはそのことが理解できず・・・
というところが面白い部分。
どうやって機械にそれを伝えるか。
短気なこの機械は早く答えをださないと人類抹殺するなんて脅してきますし。
無機質な表情で進んでいく物語のラストは、
壮大なる愛と生命の誕生というテーマが提示されます。
勇壮な音楽は、
名匠ジェリー・ゴールドスミス。
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