カリフォルニア・ドールズ | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

カリフォルニア・ドールズ』 原題:...All the Marbles

1981年(米) ロバート・オルドリッチ監督作品

 

これは楽しい女子プロレスの物語。

マネージャーのピーター・フォーク率いる女子プロレスの美人タッグチーム、

“カリフォルニア・ドールズ”

 

決して裕福とはいえず、

地道に車で巡業しながらリッチになることを夢見ている3人。

 

ピーター・フォークが、

大物プロモーターのバート・ヤングと反目していたため、

3人はチャンスをつかみ損ねていた。

 

亜流ともいえる、

地方巡業での泥プロレスまで引き受けて、

情けなさのあまり泣き出すカリフォルニア・ドールズ。

 

それでも、

フォークの要領と、

ドールズたちの根性で、

リノでのタイトル戦を戦うまでになる・・・

 

リノの観客にお金をまわして、

ドールズの応援を依頼するシーンや、

豪華絢爛の衣装で登場するドールズたちの美しさも見ものだが、

やっぱり一番の見せ場は試合の場面。

 

いやぁ~、

なかなかの迫力です。

時間経過とともに緊迫感を持たせるオルドリッチ監督の見せ方は抜群で、

70年代後半のアントニオ猪木率いる『新日本プロレス』を観ている気分になる。

 

ドールズの二人も、

投げられたり蹴られたり、

場外乱闘まであって、

相当なトレーニングを積んだんだろうなと想像できる。

 

わいろを受け取り、

ドールズに不利な判定を繰り返すレフリーも憎々しいし、

“虎”と呼ばれるライバルタッグチームのふてぶてしさもいい。

 

よくあるパターンだが、

観客が次第にドールズの奮闘に拍手を送るようになるシーン。

ベタな展開ですが好きです。

 

こういう、

ちょっととぼけた熱い役をやらせると、

ピーター・フォークはうまいなあ。

 

ドールズの二人も結構な美人で^^

ほんとに満足、ごちそうさまでした。

 

 

 

 


懐かしい楽曲がいっぱい!

昭和音楽祭