『悪魔の赤ちゃん』 | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

悪魔の赤ちゃん』 原題:It's Alive!

1974年(米) ラリー・コーエン監督作品

 

こういうチープなホラー作品は、

たまに観るととても楽しい。

 

お笑いでいうと、

“滑って”いるのだが、

滑り芸を楽しむ感覚で観るのが正しい鑑賞法。

 

ある街の市民病院で、

一人の赤ん坊が産まれるが、

産まれた瞬間に立ち会っていた医師や看護師の喉を、

(おそらく)嚙み切って逃亡。

 

逃げ出したこの赤ん坊は神出鬼没。

いろんなところに現れては人間を噛み殺す。

 

両親の名前はマスコミを通じて世間に知れ渡る。

父親は警察と協力して、

わが子を殺そうと動き出す・・・

 

劇中の描写から察すると、

この赤ん坊は驚異的な跳躍力を持ち、

アメリカのでかい冷蔵庫にぎっしり詰まっていた食料を完食するほどの、

旺盛な食欲を持っているようだ。

 

至近距離からの銃撃を交わす反射神経を持ち、

自らの移動能力は通常の大人並み。

その体格から考えると、

驚異的な運動能力である。

 

いうなれば、かくれんぼサスペンスが延々と長回しで展開され、

赤ん坊の視界はぼんやりと二重に映されるようになっている。

その画がチープだ!!

 

知り合いの家に預けてあった長男がそこを飛び出し、

自宅に帰ってくるシーンは早朝になったり真夜中になったり、

編集のミスがそのままになっている(苦笑)。

 

どうやらこの赤ちゃんが生まれた原因は、

新開発のピルらしいのだが、

そのあたりはモヤモヤしている。

 

時間経過がめちゃくちゃで、

父親が(おそらく)苦悩してうろうろする場面が延々と続くのだからたまらない。

50人は動員された警察官は、

何度赤ん坊を取り逃がしたら気が済むんだ。

 

『赤ん坊は追い詰めた』

なんと無責任なセリフだろう。

 

たまにこういうのが観たくなるから、

映画ファンである自分は幸せだ!!

 

 

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