『エロティックな関係』
1992年（日）若松孝二監督作品
バブルの余韻も冷めやらぬころ、
潤沢な資金を使ってパリロケを敢行したプロデューサー奥山和由のお遊び映画。
脚本には内田裕也がかかわっている。
宮沢りえ、内田裕也、ビートたけし、と
豪華なキャストで、
監督は若松孝二。
ビートたけし扮する奥山が、
探偵、篠山（内田裕也）に、
愛人の素行調査を依頼する。
篠山は浮気の証拠をつかんだ、
愛人はどうやら複数の日本人男性と付き合っているようであるが、
篠山はあろうことか、
その愛人とデキてしまう。
そして、
奥山のもとから解放してほしいと訴える。
掴んだ証拠を手に、
篠山は奥山をゆすりにかかるが、
その時にいさかいとなり、
奥山を射殺してしまう。
このあと、
この愛人にかかわる男性が次々と殺され、
篠山は犯人に仕立て上げられそうになるのだが・・・
ヒッチコック作品でおなじみの巻き込まれ型サスペンスを狙ったようだが、
残念ながら空振りに終わってしまった。
変に真面目に作ってしまったからであろう。
徹底的にパロディとして作れば面白くなったかも。
まあ、登場人物が篠山紀信であったり、奥山であったりするので、
作り手は楽しんでいるのかもしれない。
が、男が殺されるパターンが毎回同じで退屈を誘われるし、
どんでん返しを狙った意外なラストも、
相当早い段階で読めてしまうので困った。
可愛いだけの宮沢りえも、
魅力に欠ける。
（かわいいだけでいい方はどうぞ）
パリの街は、
とても魅力的に撮れているだけにもったいない。
ラストに流れる、
ラヴィアンローズが虚しい・・・
Les Liaisons Erotiques 「エロティックな関係」 - 予告編 - Trailer
なつかしの名曲たっぷり
『昭和音楽祭』
スワローズファン集まれ！
『翔べスワローズ！進撃燕軍団！』
こんなのもあります。
『エキサイティング大阪街歩きのブログ』
こちらは興味のある方のみお越しください
『大阪収益不動産ＥＧエステート』
