ファイナル・カウントダウン | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

ファイナル・カウントダウン [Blu-ray]/ハピネット・ピーエム

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ファイナル・カウントダウン』原題:The Final Countdown
1980年(米)ドン・テイラー監督作品

米軍空母ニミッツが巡航中、
謎の巨大な嵐に巻き込まれ、
1941年12月、
日本軍が真珠湾攻撃を仕掛ける直前にタイムスリップする。

僕はタイムスリップ物は嫌いじゃないんですが、
ひょんなことから過去へというパターンには飽き飽きしていて、
この作品も、
巨大な嵐が何なのかは結局説明されていない。

また、
民間人として乗り込むマーティン・シーンや、
何かを握っていそうな中佐などが意味深に登場するが、
これも謎解きのヒントになるわけでなく、
合点のいかない部分になった。

ただ、
実際に空母から次々に戦闘機が発進し、
真珠湾付近を操作中だった日本軍のゼロ戦と空中戦を繰り広げたりするシーンは、
迫力ある見せ場になっている、

似たような設定の、
フィラデルフィア・エクスペリメント』が、
主にマイケル・パレとナンシー・アレンの個人に降りかかる出来事を中心にしていたが、
こちらは物量作戦で、
空母に乗り込んでいる空軍兵士全員の物語になっているので、
どちらかというと、
やはりこちらのほうが面白い。

カーク・ダグラスを艦長とした、
乗組員一行はなんとなく状況を理解しているので、
まもなく日本軍が真珠湾攻撃を仕掛けるのがわかっている。
ゼロ戦の大群も射程距離にある。

ここで、
米軍の最新鋭機がゼロ戦を撃ち落としていれば、
第二次世界大戦に突入することはなかったのであるが、
そうなると後の展開がややこしくなって、
物語を拵えきれなかったのであろう、
寸前で攻撃を中断し、
発進した全機を帰還させてしまう。

これで歴史は変わらずに済んだわけであるが、
どうも都合よくできすぎている部分は大いにある。
アメリカの国威高揚の映画ともいえなくはない。

まさに、
大山鳴動鼠一匹だったわけだが、
ラストのトリックはちょっと(予想は付きますが)ニヤリとしてしまう。

僕みたいに理屈っぽく観ないほうがいいですよ。
面白い作品には違いないですから。

チャーリーという名前のワンちゃんが名演技。
『予告編』










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