忍びの者 | あの時の映画日記~黄昏映画館

あの時の映画日記~黄昏映画館

あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

忍びの者 [DVD]/KADOKAWA / 角川書店

¥3,024
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忍びの者
1962年(日)山本薩夫監督作品

裏切りや嫉妬など、
人間ドラマの部分に重きを置いた忍者もの。

忍術の描写はあるものの、
漫画チックな大がかりな忍術などはなく、
リアリズムを基調としている。

織田信長が、
徹底した残虐な圧政者として描かれているのも異色。

市川雷蔵が、
忍者ながら泥棒を働く石川五右衛門を演じる。

師匠から、
織田信長の暗殺を命じられるが、
この師匠、
裏でいろんなことを企んでおり、
はめられた五右衛門は敵の忍者や味方の忍者から追われる身となる・・・

画面のタッチは、
白土三平の劇画のような、
虚無感の漂う画面。

捉えられた忍者にかけられる、
拷問の残酷さ。

織田信長の、
無慈悲で傲慢な性格描写。

主人公の五右衛門でさえ、
あっさりとハニートラップにかかってしまい、
窮地に追い込まれる。

師匠の意外な正体が明かされるところで、
物語は終わるが、
この作品が好評で、
以下、次々と続編が作られることになる。

これまでの荒唐無稽な忍者ものとは一線を画す本作。
なかなかの見応えです。



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