戦慄の七日間 | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

戦慄の七日間 [DVD]/ジュネス企画

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戦慄の七日間』原題:Seven Days To Noon
1950年(英)ロイ&ジョン・ボウルディング監督作品

今日でも充分通用するテーマで、
たいへんショッキングな作品です。

新型核兵器の開発をしている教授。
彼は、研究が人類を滅亡されることに関して疑問を感じていた。

そして、
あろうことか、
その開発した核兵器の一つを持ちだし、
首相あてに、
「一週間以内に新型兵器の開発を中止しなければ爆弾をロンドンの中心で爆破する」、と
国家を脅迫する。

国は、
警察力、軍事力総力を挙げて
この教授を探し出そうとするのだが・・・

この七日間にグッと凝縮されたサスペンス。

極秘に進められた確保作戦ですがだが、
二日、三日と日が経つうちに、
市民が異変を感じ始める。

そして、
戦争のうわさがたち始め、
好戦的な者は、
先制して核兵器を発射すればいいなどといいだすものもいる。

このあたりの描写がうまい。
うわさがうわさを呼んで社会全体が不穏な空気に包まれて行く。
兵士たちも、事の真相を知らされていないので、
疑心暗鬼になっていく。

イギリス国家は非常事態を宣言。
戒厳令を敷き、
イギリス中心部から20キロ以内の住民を全員疎開させるのだが、
疎開が完了した後の誰もいない街並み(実景)が、
なんともいえない虚無的な美しさがある。
この場面は実際に人々を疎開させている。

タイムリミットの日曜日がやってくる。
イギリス国家は博士を確保できるのかというのは、
本編を観ていただくこととします。

ドキュメンタリータッチで進むこのような作品は、
この後多くの亜流作品を生み出した。

いま観ても、
絶対面白い傑作!
断然おススメします!

『本編疎開風景』


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