恋のゆくえ~ファビラス・ベイカー・ボーイズ | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます



恋のゆくえ~ファビラス・ベイカー・ボーイズ』 原題:The Fabulous Baker Boys

1989年(米) スティーブ・グローブス監督作品


邦題だと、

甘い恋愛映画が想像されますが、

実際は全然違い、

兄弟愛を中心にしたあたたかな人情ドラマです。


ジャックとフランクのベイカー兄弟はピアノ弾き。

夜毎、酒場などを廻って演奏している。


人気も少々落ち目になったころ、

女性ボーカルを選んで参加させることにする。


オ-ディションでやってきた37人の女性は、

みんなそろって音痴で、

とても二人の目に叶うものではなかったが、

30分遅れてやってきたダイアモンドという女性の歌声が彼らを魅了し、

メンバーに参加させ、一緒に興行することになる。


これが大成功で、

3人は忽ち有名になり、

ホテルの大みそかのパーティーで演奏するまでになる。


しかし、

ここまでマネージメントをしてきた兄のフランクの意見と、

二人の意見が次第にすれ違うようになり・・・


しっかり者の兄フランクと、

世の中をすねている感があるジャック。

実際に兄弟である、ジェフとボーのブリッジス兄弟がいい味出してます。


兄弟げんかの後、

兄の家に誤りに行き、

そこでデビューした酒場のオーナーからもらったボトルを開け、

「彼女は16歳」を二人で合唱する場面・・・心に残ります


ショービジネスには疎く、

自己主張の強いダイアモンドにミシェル・ファイファー。

彼女の歌声がとてもいい。


サイド・ストーリー的に描かれる、

ジャックの別れた娘との交流の場面には、

一瞬胸が締め付けられた。


秋から冬にかけての美しい風景を捉えた、

ミヒャエル・バルハウスのカメラが断然美しいし、

デーブ・グルーシンの音楽も最高。


一度割れてしまった皿は、

元に戻らないのが哀しいが、

それでも希望のもてるラスト・・・好きです。


邦題に騙されないで!おススメ!

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