ピクニックatハンギング・ロック | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます



ピクニックatハンギング・ロック』 原題:Picnic at Hanging Rock

1975年(豪) ピーター・ウィアー監督作品


1975年の作品だが、日本公開はようやく1986年。

監督が「刑事ジョン・ブック目撃者 」が前年公開されたピーター・ウィアー。

当時幻の作品とされていたが、「刑事~」のヒットに引きずられて公開されたものと推察されます。


全寮制の格式高い女子校。

生徒たちはハンギング・ロックという岩山のふもとへピクニックに出かける。


そのうちの数人の生徒と引率の教師が、

「地質調査に行く」と言い残したまま岩山に入り失踪してしまう。


その事件を軸にして、

さまざまな悩みを抱える少女や学校側の対応などを、

とても丁寧なタッチで書き綴っていく。


少女たちの生活の場である寮の描写は、

通常の生活から隔離された一種異様ともいえる雰囲気。


失踪する岩山“ハンギングロック”が、

場面によって表情が変わって見えるのが興味深い。

鮮やかな色彩をさけ、少しざらついた感じの画像も効果的。


いわゆる神隠しものであるが、

音楽の使い方や野趣あふれる自然の描写、

繊細な移ろいを見せる少女らの心の移ろいなど、

ただの神秘に終わっていないところが優れている。


天使になったといわれた失踪した一人の少女が、

とても美しい。


独特のリズムを刻みながら、

ちょっぴり推理サスペンスの要素も含む魅力的な作品。

おススメしますよ!

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