掠奪された七人の花嫁 | あの時の映画日記~黄昏映画館

あの時の映画日記~黄昏映画館

あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます




掠奪された七人の花嫁』 原題:Seven Brides for Seven Brothers
1954年度(米) スタンリー・ドーネン監督作品

今回は理屈ぬきで楽しめる一編を。
「踊る大紐育」や「雨に唄えば」などでおなじみの、
スタンリー・ドーネン監督が放った痛快作です。

1850年コロラド。
花嫁を見つけるため山中から一人の男(アダム)が町にやってくる。
食堂でみかけたミリーに一目ぼれし、
その日のうちにプロポーズ、結婚。
山奥に連れて行く。

山奥の小屋には、
なんと6人の弟が住んでおり、
みんな女性を見たことがない。

女性に対するエチケットもマナーもしらない6人だったが、
ミリーの手ほどきで、
エチケットやマナーを身に着けるようになる。

そして街で、お祭りが開かれ、
参加した6人がそろって始めてみた女性に一目ぼれ。
家に帰っても胸騒ぎは収まらず、
恋というものを知る。

そして兄のアダムにはっぱをかけられ、
なんと6人は一目ぼれした女性を町からさらってきてしまう。
娘たちを取り返そうと追ってくる親たちだったが、
雪崩がおきて道路は寸断、
春が来るのを待たなければならなくなる。

最初はおびえていた女性たちも、
次第に心を許すようになっていき、
春になっても町には帰りたくないといいだして・・・

と、まあストーリーをまともに書いていくと、
完全に誘拐物語なのですが、
硬いことは抜きで、70ミリのシネマスコープいっぱいに展開される、
歌と踊りを楽しめばいい作品になっている。

セットの魅力が絶大だが、
特にすばらしいのが雪のシーン。
11月から5月まで雪に覆われているコロラドの山中という設定が、
よく活かされていて美しい。

パーティーの場面でのギャグを交えた群集ダンスシーンも見もので、
とても楽しく仕上がっています。

やっぱりミュージカルはいいなあと、
改めて感じさせてくれる作品でした。

人気ブログランキング
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ 読者登録してね
にほんブログ
掠奪された7人の花嫁 特別版 [DVD]/ワーナー・ホーム・ビデオ
¥2,700
Amazon.co.jp

踊る大紐育 [DVD]/ファーストトレーディング
¥433
Amazon.co.jp

雨に唄えば [DVD]/ファーストトレーディング
¥433
Amazon.co.jp