それは石森章太郎原作、
『番長惑星』です。
1975年頃、少年チャンピオンに連載されていて、
地味ながらなかなか面白かった覚えがあります。
パラレルワールドもので、
主人公リュウが喧嘩から逃げるために神社にある穴に飛び込んだところ、
穴の向こう側は時間軸は同じでもまったく違う世界が展開されており、
あちらの世界のリュウとこちらの世界のリュウがひとつになってしまう。
あちらの世界は殺人許可証が発行されている、
殺人容認の世界だった。
リュウのもとには一癖も二癖もある連中が取り巻いて、
科学では説明できない不条理の世界と、謎の陰謀に向かっていくリュウ達であった。
だいぶ前に、同じく実写化して欲しいコミック作品の記事で、
「ワイルド7」を挙げましたが。
あれはひどかった。
スピードとバイオレンスを上手に料理出来る監督が、
日本にはいないんだと思いました。
それに比べてこの作品は、
映画化するのには適当なスケールの作品であるし、
アイディア勝負の作品だから、
いろんな挿話も押し込みやすい。
妻夫木くんあたりが主人公リュウをやったら面白いんじゃないかな。
同じ原作者である「サイボーグ009」は、
いまや原作が神話化されてしまっていて、
実写化したら絶対失望間違いなし。
先日公開されたアニメ版も「・・・」でしたし。
「番長惑星」は料理しがいのある、
面白い素材だと思うんですけどね。
過去記事
そしてこれだ、最悪
「宇宙戦艦ヤマト」なんかより、
ずっといい作品が作れると思いますよ。
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