バニシング・ポイント | あの時の映画日記~黄昏映画館

あの時の映画日記~黄昏映画館

あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます




バニシング・ポイント』 原題:Vanishing Point
1971年度(米) リチャード・C・サラフィアン監督作品

ただ猛烈に突っ走る。
15時間でデンバーからサンフランシスコまで、
車を届ける賭けをしたからだ。

当然、交通法規など無視。
警察は捕まえようと必死。
車は止まらない、走り続ける。

また嘆いちゃいますけど、
今、この作品を作ろうとしたら、
CG画面の継ぎ合わせの約1時間半になるでしょうね。

でもこの作品は本物。
白の’70年型ダッジ・チャレンジャーが、
砂漠とハイウェイを駆け抜けます。

もちろん、追っかけてくるパトカーも本当にクラッシュ。
ヘリコプターまで動員してます。

反体制を主張したアメリカン・ニュー・シネマでもあります。
主人公はクスリをやっているし、
愛と平和を唄うヒッピーたちもいる。

所々で、主人公の過去が、
フラッシュ・バックの手法で描かれてるのも、
’70年代だなあと、嬉しくなってしまいます。

地元のラジオ局のDJが警察無線を盗聴して、
主人公にラジオを使って警察の情報を伝えるというパターンも、
この作品のあと、いろんな作品で見ることとなります。

この暴走男が、
ラジオの応援も手伝って人気者になっていく。
このまま無事ゴールして英雄になれば、
伝統的なアメリカ映画のハッピーエンドなんですが、
そこはやっぱりニューシネマ。
ハッピー・エンドじゃ終わりません。

画面のざらつき感や音楽、
’70年代のアメリカ西部の風俗など、
やっぱり僕はこの時代の作品が好きなんだなあと思います。

あっという間に終わってしまう1時間40分。
本物のカーチェイス、オススメです!!

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