1969年度、ジョージ・ロイ・ヒル監督作品。
『明日に向かって撃て!』
未だに人気の高い新感覚で描かれた西部劇。
主演「ポール・ニューマン」それに新進俳優「ロバート・レッドフォード」
ヒロインに「キャサリン・ロス」。
この個性的な3人が、西部犯罪史に名高いブッチ・キャシディとサンダンス・キッド、それに二人の愛人(?)エッタ・プレイスを演じています。
見所はたくさんありますが、まず前半は列車強盗を企てたブッチ一味を、ブッチとサンダンスを捕らえるために作られた追跡のプロ集団が執拗に二人を追い詰めます。
ついに断崖絶壁に追い詰められた二人が捨て身の脱出作戦(御覧になられた方は思わず吹き出してしまうでしょう)で追っ手から逃れます。
エッタ・プレイスの家に逃げ帰った二人。
朝方、”未来の馬”とブッチが呼ぶ自転車ではしゃぐブッチとエッタ。
バート・バカラックの名曲”雨に濡れても”が流れます・・・
詩情豊かな映画史に残る名場面です。
後半は、追っ手から逃れるためにお金がザクザクあるという南米のボリビアに旅立つ。
そこで再び強盗稼業に打ち込もうとするが、言葉が通じない上に噂とは大違いの貧乏国だったのです。
二人は、まともな仕事に就こうとするが、結局警官隊や軍隊に包囲されてします。
包囲されている二人は「次は、オーストラリアに行こうぜ」といいながら包囲網の中に飛び出していき・・・
主演の三人がとにかくいい。
挿入歌の”雨に濡れても”もいい。
国立公園の中でロケをしたという風景が素晴らしい。
セピア調の画面からカラーの画面に変わっていくオープニングシーンもとてもいい。
珍しく、邦題もとてもいい。
とても切なくなるラストシーン・・・とてもいいです。
ぜひ、御覧下さい。
がちゃん(2009年8月25日分再掲)
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