ブロードウェイと銃弾 | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます


あの時の映画日記
さて今日は、僕の一番の御贔屓監督、

ウディ・アレン監督の作品です。


1994年度(米)

ウディ・アレン監督。

『ブロードウェイと銃弾』 原題:Bullets Over Broadway


アレン監督お得意ジャンルの一つ。

バック・ステージ物です。


念願叶って、ようやく自分の戯曲がブロードウェイの舞台にかかることになった劇作家のデヴィッド。

今まではスポンサー探しに苦労していたが、マフィアのボスが偶然にもスポンサーとなり、

夢が実現したのだ。


ただし、ボスの愛人を主要な役で出演させろとの条件付き。

ろくにセリフも言えない彼女を渋々使うことになる。


もう一つ厄介なのが、ボスが彼女につけた用心棒チチ。

事あるごとに脚本に口を出し、物語を変えろと要求してくる。


他に集まったメンバーも、一癖ある連中ばかり。


どんどん変わっていく脚本に、デヴィットは憤慨し、

バック・ステージではややこしい色恋沙汰が・・・


相変わらず個性あふれる人物を、キッチリと書き分けるアレン監督の手腕はお見事。

「スタンド・バイ・ミー」の監督、ロブ・ライナーが端役で出演したりしています。


ラスト近くでは、ウディ自身の傑作「ハンナとその姉妹」の印象的なセリフ

「私、妊娠したの」が、楽屋落ち的に使われています。


元大女優役のダイアン・ウィーストが、「ハンナとその姉妹」に続いて、

アレン作品で、アカデミー助演女優賞を受賞。


ちょっぴり嬉しくなるラストシーンもお気に入りです。

未見の方はどうぞオススメします。


がちゃん


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