この映画の切ないメロディーを知らない人は大変少ないでしょう。
また、映画ファンなら見ていない方も少ないと思われます。
そんな有名な映画のレビューを書くなんて、なんとも恐れ多いことではありますが、
今回はこの作品を取り上げたいと思います。
1952年度(仏)
ルネ・クレマン監督作品。
『禁じられた遊び』
フランスの片田舎。
ドイツの空爆によって孤児になってしまった5歳の少女ポレット。
同時に愛犬をも亡くした彼女は、避難の列からはぐれ小川のほとりをさまよっていた。
そこで11歳の少年ミシェルと出会い、ミシェルの家で暮らすことになる。
まだ幼いポレットは、「死」ということが理解できていない。
そんなポレットにミシェルは、
「死んだものはお墓を作るんだよ」と教えられ、
近くの水車小屋に愛犬の墓を作り、祈りをささげる。
愛犬が一人ぼっちで寂しいだろうと考えたポレットは、
もっとたくさんのお墓を作りたいと思った。
ミシェルもそんなポレットに協力して、モグラやねずみなどの死体をたくさん持ってきて、
新しいお墓を作っていく。
二人の「お墓遊び」は次第にエスカレートしていき、
ついには、十字架を盗んでお墓に立てようとするのだった・・・
この映画には、痛烈な戦争批判があると私は考えます。
死んだ動物を埋葬すること、
殺し合いをして、人間を埋葬すること、
無垢な少女の行為を、大人たちは非難することができるのか。
川に流してしまった十字架のシーン。
戦災孤児として、引き取られるポレットの「ママン、ママン」と叫ぶ声。
あの有名なメロディと共に、いろんなシーンが今でも頭から離れません・・・
これぞ感動の映画。
まだ未見の方、絶対にお勧めです。
がちゃん。
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