レット・イット・ビー | あの時の映画日記~黄昏映画館

あの時の映画日記~黄昏映画館

あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます


あの時の映画日記
ご存知ビートルズの主演映画第3作です。

これまでの彼らの作品には、コメディ・タッチのストーリーらしきものが存在しましたが、この作品には一切それがありません。

彼らの日常や、レコーディング風景をまさに「あるがまま」に撮っているだけ。

感動させようとか、メッセージを伝えようとかいう意図は微塵にも感じられない。

オノ・ヨーコもジョン・レノンの横でなんとなく映っている。


あの時の映画日記

1970年度(英)

マイケル・リンゼイ・ホッグ監督作品・

『レット・イット・ビー』


ジョン・レノンのなにか虚無的な表情や、何かを訴えるように歌いかけるポール・マッカートニーの表情が印象的。

演奏される曲も名曲ぞろいですが、圧巻なのはやっぱりアップルビル屋上でのゲット・バックセッション。


あの時の映画日記
いきなり演奏が始まり、窓から覗き込む人や通行人が殺到。

警察官も出動するが、演奏をやめさせる理由もなく、ただ現れただけ。


この作品は、本当にドキュメンタリーだと思いました。

ビートルズの4人もみんなバラバラになった感じが、観るだけでなんとなく伝わってくるし、

何か、悟りのようなものが見える気がする。


がちゃん。


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