恐怖の報酬

お久しぶりです。

しばらく充電させていただいておりました。

かなり季節が進みましたね。

こんな秋の季節には、しっとりとした心に染みるような作品を鑑賞したいものですが、

今日は正反対の映画を紹介させていただきたいと思います。

１９５４年度（仏）

アンリー・ジョルジュ・クルーゾー監督の傑作。

『恐怖の報酬』

移民たちが多く暮らす貧しい村。

その町に住むマリオ（イヴ・モンタン）らが、何もすることなく暮らしている。

ホンジュラスからやってきたジョーは、マリオと同じフランス人。

仲良く遊ぶ仲だった。

そんな中、５００キロ離れたところにある油田で火事が発生。

石油会社は火を消すためにニトログリセリンをトラックで運ばせ消火することを考えた。

選ばれたのはマリオ、ジョー、それにルイージにベンバの４人。

彼らは２０００ドルの報酬を手に入れるためにそれを引き受ける。

しかし、少しの衝撃を与えると大爆発をおこしてしまうニトログリセリン。

それをトラックで運ぶというのは無謀なことだった。

しかも、山道、悪路、落石等次々と困難が待ち受ける。

はたして無事にニトロを運びきることができるのか・・・

クルーゾー監督の演出はとにかく強烈。

だれも生き残る保障はない。

ハラハラドキドキ・・・

ワルツを聴きながら運転していると・・・

とにかく理屈抜きのサスペンス。

未見の方はご覧になることをお勧めします。

なお、この作品、１９７７年にウィリアム・フリードキン監督でリメイクされていますが、

こちらのほうは段違いにつまらないので注意です。

がちゃん。

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あの時の映画日記～黄昏映画館