メグ・ライアンのファンである私が、公開時に観て「???」だった作品で、先日23日深夜に神戸のUHFテレビ局「サン・テレビ」で放映されていたので再見しました。
そして感想は・・・やっぱり「???」でした。
2003年(米)
ジェーン・カンピオン監督作品。
『イン・ザ・カット』
外部との接触をできるだけ避け、腹違いの妹との間だけ本心で話し合うことができる女教師役のメグ・ライアン。
彼女の周りで次々起こる猟奇殺人事件。
そして操作にからんで近づいてくる刑事。
刑事に惹かれていき性的に目覚めるメグ。
メグ・ライアンが志願してまで汚れ役に挑戦したことで知られる本作ですが、ミステリーとしても、サスペンスとしてもつまらない。
ラストの意外な犯人がわかる展開も、物語を終わらせるためにもってまわった感が強くて、感心できない。
ストーリーの展開上仕方ないのかもしれないが、暗い場面が続くのも不満。
そんなに嫌なら観なければいいじゃないかということなんですが、メグ・ライアンのファンとしては観たくなるのです。
女性の深層心理に切り込んだ作品だとか、華麗なる映像描写とかで評価されるかもしれませんが、私にとっては非常に不満の残る作品。
ジェーン・カンピオン監督としても、「ピアノ・レッスン」とは比較できない。
ラストに流れる音楽が「ケセラ・セラ」とは人を喰っている。
「なるようになる」ということですか・・・
メグ・ライアンの価値を下げてしまった作品ではないかと思ってしまいます。
厳しい評価になってしまいましたが、メグ・ライアンのファンであるがゆえでございます。
客観的な評価は、ご覧になられた皆様にお願いいたします。
がちゃん。
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