おしゃれな都会派作品が得意なハーバード・ロス監督が珍しく挑んだ青春映画。
ケヴィン・ベーコン主演。
『フットルース』
オープニング。
次々と写されるスニーカーを履いた足元のショット。
ケニー・ロギンスのフットルースのテーマにあわせてステップを踏む。
このシーンから、すんなり映画に入っていけます。
ユタ州の田舎町ボーモント。
この町では牧師であるムーア(ジョン・リスゴー)の教えのもと、公序良俗の美名のもとに、
ロックやダンスが全面禁止になっていた
そんな町に引っ越してきたレン(ケヴィン・ベーコン)は、そのあまりにも堅苦しい規律に唖然とする。
レンに友達が出来る。
身体は大きいが、リズム感ゼロのウィラード(クリストファー・ペン)。
そして、次第にレンの友達の輪は広がっていく。
そして、堅物の牧師の娘エリエル(ロリー・シンガー)との恋に落ちる。
レンのパワーは、鬱積した気分でいまにも爆発しそうな町の若者達の心の導火線になる。
そして、レンの大人への挑戦が始まった。
彼は仲間達とダンス・パーティの計画を立てたのだ。
しかし、保守的なこの町。
様々な妨害が入る。
はたしてダンス・パーティは無事開催できるのか?
と、ストーリー自体はあまり新鮮味のある話とはいえないんですけど、現在でもリクエストが絶えないヒット曲が全編に散りばめられているのが魅力です。
冒頭の「フットルースのメインテーマ」を始め、「レッツ・ヒア・ボーイ」「パラダイス」「ヒーロー」「ネバー」などなど。
「ヒーロー」や「ネバー」なんかは、日本のドラマの主題歌だと思い込んでる方も多いんじゃないでしょうか。
ハーバート・ロス監督は、元振り付け師だったそうですので、ダンスシーンは楽しく見ることができます。
監督の実力からすれば少し物足りない部分もありますが、気楽に楽しめる作品だと思います。
PV感覚でお楽しみ下さい。
がちゃん
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