『地獄に堕ちた勇者ども』
舞台は1933年。
ドイツの鉄鋼工業界に君臨するエッシェンバッハ男爵の豪邸で誕生日会を開くため一族が集まってくる。
孫のヘルムート・バーガー、その母イングリット・チューリン、愛人ダーク・ボガード、姪のシャーレット・ランブリングらだ。
一族内では、家の実権を狙って骨肉の争いが繰り広げられていた。
そして、男爵の従弟でナチス親衛隊の幹部であるヘルムート・グリームはその物欲と愛欲を利用して次々に彼らを死に追い込む。
ついには、この邸にハーケンクロイツの旗を掲げる事に成功するのだが、ヴィスコンティの描写はまことに重厚で、強烈。
女装、ホモ、ロリコン、近親相姦などを織り込みながらの退廃的なムード。
ヴィスコンティにしか描けない155分の力作です。
リバイバルで観たのですが、観終わった後魂が抜けたように席から立ち上がれませんでした。
映画ファンなら観ておいて損はないと思います。
がちゃん
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