ある人質 生還までの398日
観てる途中、
手足が震えてしまう程恐ろしかったです。
現実に、
いまだ現実に
拘束され
拷問を受けている人がいると思うと…
ISISにCIAと間違わられ拘束された写真家の
実話を元に
映画化させたもの。
発端はじつに軽率で無知な、
と言ってもいいほどの行動ではあるが、
シリアでもトルコの国境近くの街くらいなら
足を伸ばしたがる写真家は
多分数えきれずいるのだから、
本当に運が悪いとしか言いようがない。
彼の運の悪さは
拘束された時からでなく、
国を代表するトップクラスの体操選手だった彼が、足を痛めて選手生命を経ってしまった、というところからだろう。
きっと占星術師に
その年の彼を占ったらとんでもない星周りなんじゃないかと思ってしまった!
どんなチャンスがあっても
再びどん底に突き落とされ続ける。
実はわたしもここに行きたかった。
シリア、ヨルダン、
イスラエルと周る旅の計画もじっくり立てていたのに!(パスポートにヨルダンのスタンプがあるとイスラエルに入りにくいので別の紙に押してもらうとか、そんな用心も聴きながら!)
しかしイスラム国が現れて、
とても行けなくなった。
この映画の主人公であるダニエルは
デンマーク人であり
デンマークはテロリストと交渉をしないと
法で決められていた。
反勢力に屈しない姿勢は素晴らしいけど、
イタリア人やフランス人が
どんどん解放されて行くのを
デンマーク人の彼は
どんな気持ちでいただろう…
銃弾をかざし、顔を覆い、人を痛めつけ
時にはナイフで人の首を斬り落とし殺める。
それは映画の中で観せられてはいるが、
決して映画の中の出来事じゃない。
何度も言う
今この時も救われない人質が
イスラム国に存在しているのだから。
わたしはもし自分に…と置き換え怯え震えていましたが、映画の中に直接的に恐ろしいシーンはほとんど出てきません。
自己責任でしょ、などと放っておけない真実に向きあった映画でした🎦
