私は子ども達が持っている能力を最大限に生かしながらその子が目指すゴールへ導くのがめちゃめちゃ上手な指導者ですが(笑)、それは何も子どもに限ったことではありません。
当然ながら大人に教えるのも上手です。
時折、英検1級、TOEIC満点だったら当然英語を教えるのも上手だと勘違いしている人がいますが、全くそんなことありません。
もちろん英検2級や3級で、それ以上自分の英語力を伸ばそうと努力もしていないのに英語の先生をやろうとするなら、それは絶対にプロ意識が欠落しているので嫌ですが、自分が英語力が高いからと言って当然人にも教えられると思ったらそれは大間違いです。
英語を教えるって、自転車の補助輪を取るのとはわけが違うんです。
自転車の補助輪を取ることですら実際はよりよくやれるコツがありますが、まぁ奇跡的に勢いで成功するということがあるでしょう。
でも英語は勢いでは成功しません。
よく「私英語出来るから、英語は私教えるから大丈夫です」というママさんいらっしゃいます。
ところが子どものわがままも制止できないママが、我が子に英語を教えようとすると、
「何でそんなこともわからないの~~~」とぶちきれる日々の繰り返し。
理論も何もなく、何故わからないのかわからず、
どうやったらわかるようになるかもわからずイライラがつのるばかり・・。
そんな親の態度に、子どもは見事英語嫌いになる・・・・というパターンが多発します。 笑
ドキっとした? 笑
「子どもになんて教えるのなんて簡単」っていう発想自体子どもの本当の力を軽視していて、子どもたちの能力に多大なる敬意を抱いている私はキレそうになります。
子どもの能力を最大限に引き出しながら、確実にゴールに到着させるのは、そんなアマチュア精神では絶対にできない!
でも子どもの能力を引き出してゴールさせられる人は、もちろん大人にもそれが出来ます。
それくらい子どもの指導ってプロフェッショナル度が求められるんだよ~~~
そんなわけで、最近私がめきめき実力を伸ばしてさしあげているある日本人女性のお話をしますね
この方私の住む田舎町の隣町に住む方で、アメリカ在住9年ほどになります。
普通の日本人から見たら、もちろん英語ペラペラです。
誰が見たってもう充分ってくらいのレベルです。
でもその方は
「本当はもっともっとペラペラになりたいのに、どうしてもこれ以上英語力を伸ばせない。
自分には英語が向いていない・・・」
と言ってらっしゃいました。
その方の現状を聞いて私はその伸び悩みの原因がわかったので、
「○○が原因なので、これを○○の方法でやったらいいですね」
と話したら、
「どうしてアメリカ歴まだ1年でそんなことわかっちゃうの~?」
とおったまげられました
そしてひょんなことからその方と週に1回テニスを1時間やることになりました。
その方は
「テニスも上手になりたかったのに、どれだけ練習してもうまくなれなくて、
私は英語とテニスは本当に向いていないの」
と言いました。
でも案の定私とテニスを始めてから、
それこそ毎週目に見えて成長が見られるほどどんどんうまくなって行きました。
その方法として、
その方が「あぁ、今日の練習はやめておこうかなぁ。。」
なんて思いそうなことは最初から徹底して取り除いてしまうこと。
「やっぱりうまくできなかった。私なんてやっても無駄」・・と
落ち込む時が必ず来るので、
その時はそうではないと感じてもらえるように、
練習の成果を実感させたり直近の目標を示して希望を持ってもらうことで、
きっと一人ならそこであきらめてしまっただろうことも続けさせられます。
そして、うまくできない原因になっているところを見つけたらそこを徹底的に改善する。
そうすると体がそのうまくできた感覚を覚えだして、
自分でも「出来た!うまくなった!」という感動がわきおこります。
そんなことを繰り返しているうちにこの方は気持ちいいほどにどんどん上手になりました。
うまくなって、楽しくなってくると、
ちょっと前だったら「今日はやめておこうかな?」と思っただろうう日も、
楽しみでたまらない日に変わります。
そのうち、
「この日を楽しみに一週間生きているの。
だっていつも夫や子どものためだけに生きて自分のためだけの時間ってなかったんだもん。」
と言ってすっごく喜んでくれるようになりました。
そしてもうしばらく経ったら
「これまではテニスの時間だけが自分のためだけの時間って思っていたけど、
最近は子どもとの時間も自分のためにつかえるようになったわ。
だって子どもにやれやれ!って言ってるだけじゃなくて、
私も努力している姿を見せると子どもって変わるんだもん!」
とまで言ってくれました。
そのうちもっとうまくなりたいからと、テニスは週に2回になりました。
あんまり一生懸命テニスの練習に取り組める方だったので、
「この人なら英語も
これまでもうこれ以上伸びないと思った時にその乗り越え方がわからなかっただけで
まだまだ伸ばせる人だな」と判断しました。
それで「お望みなら、英語も高みにお連れしますよ(笑)」と言ったら、
「はぁ~、10年前に会いたかったぁ」
と言われました。
それで、ちょっと前にも記事に書いたように、
「確かに年齢とともに人間の記憶は衰えるけれど、全く覚えられなくなるということはないです。
昔10回で覚えられた単語は今100回かけて覚えればいい、90歳になったら500回にすればいいだけ」
と話しました。
それによって一気にその方はすっかり希望がわいて、
「テニスだけでなくこれから英語が上達する楽しみも増える~~!楽しみ!!」
とすごく喜んでくれました。
その方は、私と週二回会ってテニスをしながらこうやって話すだけで、
「モチベーションがガンガンあがって一週間の生活の姿勢が変わるから、もっと活力を与えて!」
と言ってくれます。笑
私にとっては普通の状態なんだけどね・・・笑
私の本来のガンガンモードに足並みそろえていただこうとしたら並みの精神ではついてこれないと思います。笑
そんなわけで、おそらくこの方、テニスも英語も自分は得意
っていえる域に必ず達すると思います。
絶対無理だ、自分には克服できなかった、苦手だってあきらめていたことを、
得意と言える日が来るんだよ
そうやって喜んでもらえるのが最高に好き
その人のちょっとした発言や行動、質問で、
その方の抱える根本の問題点、理解度がにじみ出るので、
その方の性格や現状などから問題点の克服方法などを判断し
最善の方法で目標に到達できるようにプログラミングしていきます。
その過程の中で、出来ることが増えてどんどん輝いていくのを見るのは本当にたまんない
私は自称子どもの成長オタクですが、実際は子どもに限定されず人間成長オタクです。
ちなみにさとみ先生は、そのゴール達成への指導とプログラミングの極めっぷりがさらに濃厚なので、
どの生徒さんも子育ての問題をビシバシ言い当てられて、
改善点をアドバイスどおりに行うと本当に改善してしまうという・・・魔法使い・・・笑
みなさんも、誰かに何かを教えてもらうとき、
本当にうまくなりたいならちゃんとこういう指導者を選ばないとダメですよ。
週に1回1時間、何の目標も計画もなく教えている、習っているでは絶対うまくなれません。
時間とお金の無駄でございます。
今日書いたことは、ご自身とお子さんとの親子関係で必ず応用できます。
よ~く読んでこの技盗み取ってくださいね