神々名鑑~巻ノ拾四・日本神話⑤人として生きる神々・国内編 | 真実の実は苦い

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無知蒙昧な中年男が、悪魔に食べさせられた真実の実。月の女神が示した絵のない絵本のページをめくる。

 

※※※ このプログの内容は狂人である筆者の妄想です。くれぐれも本気にしないように。

登場する人物・団体・神様は幻想であり、現実とは無関係です 

自分が神仏だとか、神仏の遣いだとかリアルに思っている人は、「自己愛性人格障害」の可能性があります。専門医に相談しましょう。

「スピリチュアル」などの言葉に惑わされないように。非常識な行動で社会秩序を乱さないようにしましょう。 ※※※

 

 

●蛤貝姫(うむぎひめ)

巨大な蛤(はまぐり)の化身である女神。

𧏛貝姫(きさがいひめ)」という、赤貝の化身の姉がいる。

姉妹共々、造化三神の一柱・神産巣日神(かみむすひのかみ)の奥さんである。

別名を「蜃(しん)」とも言い、蜃が吐く大量の氣が凝結して、海上に楼閣の姿を浮かび上がらせるという。

これが「蜃気楼(しんきろう)」の語源となった。

 

鳥山石燕作「蜃気楼」

 

出雲を統治していた大国主神が若かった頃、兄神たちの妬みにより、焼けた大岩を抱かされて焼死したことがあった。

母神である刺国若姫(さしくにわかひめ)は嘆き悲しみ、大国主神を生き返らせてくれるよう神産巣日神に懇願した。

神産巣日神はそれを聞き届け、𧏛貝姫・蛤貝姫の姉妹を出雲に送り込んだ。

伝承では𧏛貝姫が身を削り、蛤貝姫がそれに「母乳汁(おものちじる)」を混ぜて大国主神の身体に塗ると、立派な若者の姿で蘇ったとされる。

このことより、貝の姉妹は薬の神様ともされている。

 

実際にどうやって大国主神の治療を行ったかというと、例によってセクシャル過ぎて記せない。

「母乳汁」は見た目が母乳に似ているというだけで、母乳ではない。

神話によってネクタル、ソーマ、アムリタ、ハオマ、蘇(そ)、醍醐(だいご)、甘露、八塩折酒(やしおりのさけ)などと称される(一部は原料として使われている)。

いわゆる「神々の飲み物」とされる希少なものであり、場合によっては神薬と言ってもいいかもしれない。

私の知人に「母乳汁」で胃癌が治ったという人がいるが、当然、簡単に手に入るものではない。

 

●人間として

女優をやっている。

十代でデビューしたが、その頃から弁才天とは仲が良かったようだ。

 

実は、本人はまだ完全には覚醒しておらず、女神としての自覚はない。

「アタシ、前世は蛤だったような気がする」と言っているそうだ。

 

女神の常として、剣術の達人である。抜刀術ではないそうだ。

 

■国内の女神

他にも女神なのはわかっているが、本人が覚醒していないため、神名がわからないというケースも何人かいる。

いずれも女優やモデルをやっている。

美人で才能豊か、歴史や文学に詳しく、天然理心流の伝承者だったり、半月刀・三日月刀の達人だったりと、武芸に優れているという共通性がある。

人間の肉体であっても、女神たちは並外れた才能を持っており、カリスマ性を発揮している。

が、実は人間の才能も捨てたものではない。

 

弁才天「よく人に言われるけど、アタシはいろんなジャンルでトップクラスにいるよね。すべての仕事で一流になってるさ。

これは人間にはできないことだよね。

でもね、それぞれのジャンルでは、アタシより優れた人間が出てくることがあるんだよ。

ひとつのことに打ち込むと、人間は超一流になるヤツがいるんだよ。

それが人間の凄さなんだよ。人間の可能性なんだよ。」

 

神々を超える人間の可能性。

国津神たちはその可能性を暖かく見護っている。

人々よ、苦難は多い。それでも高みを目指すべし。