高知県私立 明徳義塾高等学校 (元号シリーズ その27) | 校歌の広場

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高校の校歌についていろいろ書き綴っています。
高校野球でも流れたりする、校歌の世界は奥深いですよ~

今回は、高知県の明徳義塾高校です。

https://www.meitoku-gijuku.ed.jp/

 

高校野球に詳しくないという人でも一度は耳にしたことは多いのではと思われる、全国でもメジャーといっていい学校です。

高知県須崎市の南東部から東に伸びる横浪半島に2つのキャンパスを構え、明徳義塾中学校と併設の中高一貫校となっています。

校名は、ここも”大学”の「大学之道在明明徳」に由来しています。

昭和48年にまず明徳中学校が創立、卒業生の出る3年後の昭和51年に明徳高校が開校したあと、昭和59年に明徳義塾中学・高校に改称しました。

校歌は作詞:橋詰泰二 作曲:平井康三郎です。
明徳義塾 (全3番)
 高陵雲なく 空すみ渡り

 朝霧晴れゆく 三里の浦に
 恵みの朝露 豊かに受けて

 御鉾木高く 天をさす
 ああこの慈愛 身に修め

 我等は進む まことの道を

 

高陵」とは横浪半島の山々、「三里の浦」とは半島の北に深く入り込むリアス式海岸の浦ノ内湾は”横浪三里”と呼ばれていることからでしょう。

この半島を縦走するのが横浪スカイラインで、学校はその道路脇にあります。

 

スポーツが盛んで、野球部の他にも相撲部、卓球部、剣道部、ゴルフ部などは全国でも強豪校です。

プロ野球選手を多く輩出している他、大相撲では朝青龍関や琴奨菊関、ゴルフではプロに松山英樹や横峯さくらなどが卒業後も目覚ましい活躍をして有名になっていますね。

 

高校野球では昭和57年春の初出場以来、高知商、高知とともに高知県を代表する強豪校です。

平成22年から29年まで夏の県大会8連覇したように、まさに平成は明徳義塾の時代でした。

甲子園では通算で春夏計37回出場して58勝を挙げ、平成14年夏は悲願の初優勝を果たしています。また、37回出場のうち初戦敗退は5回と少ないのも特徴でしょうか。

平成4年の星稜・松井秀喜の5敬遠や、平成10年の準決勝・横浜戦などは高校野球の語り草ともなっています。