さあ、今日の記事では僕の幼少期の思い出について書かせていただきたいと思います。
僕の幼少期には、身の回りで様々なことが起きたり、起こしたりしていましたからね。
その分、思い出もたくさんあるのです。
幼少期の僕
その中でも、今日は「オカモト君とタカハシ君」の事について書かせていただきたいと思います。
ではどうぞ!
・・・それは僕が小学2年生の頃。この頃の僕は非常にヤンチャ坊主でした。
公園で遊んでは遊具から落ち、物干し竿の上に登っては落ち、池に落ちたり川に落ちたりもしていました。
今考えると四六時中落ちてばかりでした。地面の上にいる時間よりも宙に浮いていた時間の方が長かった気もします。
そんな僕のその頃によく遊んでいた友達は、オカモト君とタカハシ君の2人でした。
オカモト君は、3カ月分のお小遣いをはたいて新しいゲームを買っても、
開封20分後に飼い犬のゴールデンレトリバーに食われるという可哀そうな子。
そして タカハシ君は、ピアノをダンベルで弾いて壊したクレイジーな野郎です。
僕等は学校で遊び、公園で遊び、互いの家で遊び合って仲を深めていきました。
たまには喧嘩もすることもありましたが、大抵は気の弱いオカモト君が謝り、それに便乗して後の2人が謝るという感じですぐに仲直りしました。
そんな仲良しの僕等。この日はタカハシ君の家で寿司を食べる事になっていました。
タカハシ君の祖母の誕生日ということで、そのパーティーに僕とオカモト君もお呼ばれしたのです。
その頃の僕等と言えば、頻繁に寿司を食べられるような子供ではありませんでした。
そのため、お寿司パーティーをするこの日の僕等のテンションはとても上がっていたのを覚えています。
どのくらい上がっていたのかというと、大人しい性格のオカモト君が、
オカモト 「なあ、犬のうんこ蹴りながらタカハシの家に行かない?」
と、とんでもない事を口走ったくらいです。
結局足で蹴るのは嫌だったので、木の枝でゴルフのようにうんこを転がしてタカハシ君の家に行った僕等は、
必然的に処理に困るうんこを、タカハシ君の玄関の前に放置して中に入りました。
寿司を食いに行く友達へのお土産が犬のフンだとは、恩をミサイルで返すようなものだなぁと、しみじみ思います。
さあ、タカハシ君の家に入るとそこは一面の寿司世界・・・!
というのは言い過ぎですが、タカハシ家自慢の馬鹿でかい机には寿司がたくさん並んでいました。
タカハシ君のお母さん(杉本彩に似てる)が注いでくれた麦茶を飲みながら、眼前に広がる寿司に僕とオカモト君はそわそわです。
そして、僕等と同じでタカハシ君のテンションも馬鹿上がりらしく、
寿司を食べられる喜びを、ダンスで表現していました。
タカハシ 「スッシダンス! あ、そっれスッシダンス!」
馬鹿みたいに創作ダンスを踊るタカハシ君。彼の目は喜びに満ちていました。
しかし最初こそ創作ダンスは面白かったのですが、最初の笑いで味をしめたのか、
タカハシ君は、10分以上もそのダンスを踊っていました。
タカハシ 「スッシダンス! あ、そっれスッシダンス!」
しかも工夫もなく、ただ「犬かき」のような動きを繰り返すだけの単調なダンスです。
しまいには家族もタカハシ君を無視して寿司を食べる準備を始める始末。
僕等もタカハシ君を無視して小皿に醤油を用意し始めました。
が、その間にもバックで流れるタカハシ君の『スシダンス』の声は、確実に僕等の怒りのボルテージを上げていきます。
俺たちは寿司を食いに来ているんだ、お前のダンスを見に来たわけじゃないんだぞ、と僕等はイライラしていました。
タカハシ君も10分間も踊り続けたために息も切れ切れ、一体何が彼をそうさせているのかもわかりません。
「・・・もしかしたらタカハシのこのダンスは一生終わらないのではないか。」
そんなことを考えていた僕ですが、次の瞬間、事件が起きました。
タカハシ 「スッシダンス・・・スッシ・・・あっ――――
ドガシャーーン
馬鹿なダンスを踊ったことにより体力の限界を迎えたタカハシ君は、足をもつれさせて転倒してしましました。
しかもその際には、テーブルの上にあった寿司の一部をひっくり返しやがりました。
騒然となり空気が凍った部屋の中で、一番最初に鳴り響いたのは怒鳴り声でした。
「コラァ!!!!!!」
地響きかと思うくらいの大きな声の主は、タカハシ君の祖母でした。
見ると、タカハシ祖母は鬼のような形相をしてタカハシ君をにらんでいます。
それもそうです。自分の誕生日パーティーで孫が意味不明な踊りをした上に、
挙句の果てには、楽しみにしていた寿司をぶちまけたら仏でも怒ります。
祖母 「おう、こっちに来なさい・・・」
静まり返る部屋の中、タカハシ君はゆっくりとタカハシ祖母の前に座ります。
言われても無いのに正座をしていました。
祖母 「この馬鹿野郎!!」 パンッ
タカハシ君が正座をした瞬間に繰り出されたのは、タカハシ祖母の平手打ちでした。
皆 「!?」
この時、やけに部屋中に平手打ちの音が響いていたのを覚えています。
祖母 「あんたは馬鹿だよ!!」 パンッ
一発では収まらず、何発も繰り出されるタカハシ祖母の平手打ち。
タカハシ君はうずくまってそれに耐えています。
しばらくしてタカハシ祖母のラッシュが終わると、タカハシ祖母は静かにこう言いました。
祖母 「いい? 食べ物を粗末にしちゃいけないの。わかる?」
タカハシ君もそれにうなずきます。 何故か僕等もうなずきました。
続けてタカハシ祖母はこう言いました。
祖母 「お米一粒には、七人の神様が住んでいるんだよ。」
これは有名な言葉ですね。米一粒でも大切にしろ、という例え話です。
しかし僕はこの時、本当に米粒の中に七人の神様がいると思っていましたけどね。
それはタカハシ君も同じだったようで、タカハシ君は祖母に、
タカハシ 「米一粒に神様七人って、狭すぎじゃないの?」
と、アホ丸出しな質問をしてしまいました。
祖母 「例え話だよ!!!!!」
その質問は、消えかけた火に油を注ぐ事になり、再び始まる平手打ちラッシュ!
タカハシ君も、純粋に質問しただけなのに叩かれるという現状を理解していませんでした。
先程までは黙って叩かれていたタカハシ君も、これにはたまらず声を出します。
タカハシ 「ちょっとまって!! ちょっと待ってよ!!」
孫の必死の静止に動きを止める祖母。 二人とも肩で息をしています。
祖母 「・・・なんだ。」
タカハシ 「その・・・米一粒に・・・神様が七人がギュウギュウ詰めでいるっていうのは・・・」
祖母 「・・・・?」
タカハシ 「・・・寿司だけに、すし詰めってこと?」
上手い事を言ったせいで再開される平手ラッシュ!! うずくまるタカハシ君!!
たまらずそれを止めに入るオカモト君!!
何故か一緒に叩かれるオカモト君!!
恐怖を感じて玄関から靴も履かずに逃げ出す僕!!
自分で放置した犬のフンを踏む僕!!
・・・てんやわんやになりながらも僕は無我夢中で走り、無事に家に帰還することに成功。
うんこを踏んだ靴下は庭に埋めました。
その後は自分の家で晩ご飯を食べ、普段通りに生活をしました。
後から聞いた話によると、その後タカハシ君の家では普通に寿司パーティーは再開されたとか。
しかし雰囲気はお葬式のようだったらしく、タカハシ君とオカモト君は地獄のような思いをしたらしいです。
あとタカハシ祖母は、普通に食べ方が汚くてそこら中を米粒だらけにしていたそうです。
「少なくとも63人の神様は死んだ」と、7の段の九九を覚えたてのタカハシ君は言っていました。
・・・これが僕が体験した、「タカハシ家 寿司の乱」です。
いかがでしたでしょうか。
こんな感じの思い出話ならたくさんあるので、またいつか書きたいです。
タカハシ君もオカモト君も、今でも元気で寿司を食っていることでしょう。
以上が、僕の幼少期の思い出です!
それでは、今日はこのへんで失礼いたします!
ではまた!





