産経新聞によると、最低賃金上乗せ半数、人材確保に賃上げに積極的な地域が増えています。令和6年度の最低賃金を議論する都道府県単位の地方審議会で、25件が国の審議会が7月に示した引き上げ目安額に、全国一律で50円増に上乗せする改定額を決めました。25日時点で愛媛県が9円、24件は1円から8円を上乗せします。上乗せする件は全体の半数を超えたと言います。賃金の引き上げに積極的な地域が増えているということなんですが、上念さん、これはどう見ますか?

人手不足がすごいですからね、その状況も踏まえてと思うんですけど。ただ、賃金というのは本来マーケットで決まらないといけないんですよ。例えば、最低賃金を上げれば労働者が豊かになるかというと、そうではないですよ。例えば、最低賃金を時給50万円にしましょうか。どうなると思います?企業は誰も雇わないですよね。みんな区しますよね。失業者がめっちゃ増えますよね。だから最低賃金を上げすぎると、むしろ失業が増えるんですよ。あらゆる経済学の知見がこの答えを出しているので、だからこう節度あるギリギリのラインを行かないと、最低賃金だけを先行して上げると、むしろ失業が増えてしまうという現実が厳しいんですよね。

あっちを立てればこっちが立たないというのがマクロ経済です。だからちょっとずつ上げるということですか?そうですね。ちょっとずつ上げると、何で上げないんだという人もいますけど、上げると失業が増えるんですよという話ですね。確かに企業からしてみたら、上げるのはそれはそれで雇えないことになります。だから、あらゆる価格統制は失敗しているのですが、最低賃金もある意味価格統制なので、やりすぎると失敗するんですよ。だから、まさかこれより下げないだろうぐらいの金額で行かないと難しいです。

今、そういう意味で言うと労働市場が加熱しているので、まさかこれより下がらないだろうとやったら、それを上回るところが多いのは当たり前です。今求人が多いから、もうちょっと上げてくるかもしれませんが、問題はあまりこの調子で上げすぎちゃって景気が悪くなった時に、それを下げられないことです。過剰性があるので、それがデフレの時もすごい問題なんですよね。ちょっとずつインフレを起こさないと、物事がその価格で調整できないので、経済が悪くなっちゃうということです。ですから、理想的には経済成長が2%から3%ぐらいでいくのが一番いいでしょうね。ちょっとずつそれに合わせて最低賃金も合わせるような感じがいいんですけど。でも、波があるので難しいですね、ここは。

そうなんですね。で、愛媛県ですが、賃金の引き上げ額が全国トップの509円となりまして、比較できる平成14年以降最大です。最低賃金は現行の897円から956円となります。物価高に苦しむ労働者への配慮だけでなく、地域間の時差を埋めようという意識が働いたと言います。愛媛労働局の関係者は、人材流出を念頭に置いた結果でもあると話しています。このように、賃金の引き上げ額が全国トップなのは愛媛県ということです。

これはどういう印象でしょうか?仕事がいっぱいある割に人が少ないから、こういうことになるんですよね。愛媛県は結構、コールセンターが多いんじゃなかったっけ?デフレの時に、だいぶ四国にコールセンターが行ったんですよね。そういうのもあったり、いろいろあります。愛媛は、四国の中では一番都会というか、そうでもその愛媛が人手不足で都市部隣接地域との人材獲得争いが激化していると言います。

人材派遣会社のBスタイルホールディングスがインターネット調査で、主婦層に対して、これは両方、男性女性の主婦層に対して、隣の都道府県の最低賃金が高い場合、仕事探しに影響があるかと尋ねたところ、あえて隣の都道府県の仕事を優先するという回答が18.9%でした。都道府県間の賃金差を超えて、仕事を探す、バイトを促す可能性もあるとしています。

こういう動き、いいんじゃないですか?賃金の値上げ競争だったら、労働者にとってはプラスですから、こういう形で自然に賃金が上がっていくのがいいんですよ。マーケットによって決まっていくということなんで、無理やり最低賃金を上げるとまた変なことが起こるので、考えた方がいいですよ、といったところですかね。そういうことなんですね。こういう動きも出ているということです。


循環経済設備支援100億円。環境省は、資源を再利用して有効活用する循環経済(サーキュラーエコノミー)の促進に向け、脱炭素の観点から資源循環設備の導入を支援する費用として、令和7年度予算の外3要求に100億円を計上する方針を固めました。6年度の予算と比べて2割増を見込んでいます。先進的な資源の再生への投資促進事業も、前年度予算の50億円から倍増を目指します。いずれも廃棄物から再生資源を生産するための設備投資に向けた補助金で、需要が高まる再生資源の供給拡大を後押しします。政府は循環経済を国家戦略と位置づけており、政府を挙げて横断的に取り組み、年内に包括的な政策を取りまとめる方針です。

全国に配置された太陽光パネルが2030年代中盤に対応年数を超えて大量廃棄が想定されています。このため、太陽光パネルなどの再生資源利用促進に4億円を求めます。政府は太陽光パネルのリサイクル義務化の仕組みを設け、早ければ来年の通常国会への関連法案提出を目指しています。

サーキュラーエコノミー、循環経済の設備100億円というこの動きですが、上念さん、これはどうですかね?

 

予算も少ないし、本気でやる気があるのか、やったところでどうなのか、ということですが、どうなんですか?

あ、リサイクルをガンガンやるということでしょうか。コストに見合うのかどうか、まあでも資源価格が高騰してくると、こういう鉄くずとかそういうのをね、最初、昔の70年代には鉄くず屋さんがいっぱいありましたよね。それは、石油ショックなどでいろんなものの値段が高くなり、国内でああいうことをやっても採算が取れたからです。全ては資源価格次第みたいなところがあるんじゃないですか。シェールガスなんかもそうですよね。シェールというものは、ものすごくコストのかかる石油の製造方法ですが、原油価格が20ドルの時には全く見向きもされなかったのに、70ドル超えてきたら十分再生可能となるわけです。結局は、予算をつけようがなんだろうが、再生資源が取れなければ続かないので、そうなるかどうかですよね。

これ、例えば政府が最初のうちは補助しますと言ったって、再生資源が取れなかったら終わっちゃうんですよね。そういう意味で、都市鉱山、つまり今まで作った電子機器などの廃棄物から、いろんなレアメタルを取ったり、金を取ったりする取り組みもありますから。資源価格次第じゃないですか、全ては。と思います。

この循環経済ですが、資源の循環によって社会課題の解決と経済成長の両立を図る考え方です。近年、資源保有国の中には特定の鉱物の輸出を制限したり禁じたりする動きもあり、経済安全保障の観点からも積極的に取り組むべき課題となっています。また、政府は国内の関連ビジネスの市場規模が令和2年の50兆円から、32年には120兆円に成長すると見込んでおり、海外でも拡大することが期待されています。取り組みが遅れると、成長機会を逃すことにもなりかねないと考えています。サーキュラーエコノミー、循環経済はビジネスチャンスでもあるということですね。

ビジネスチャンスは民間が見出すものですので、政府が旗を振ってもどうなのかという意見もあります。

変な産業政策にならなければいいですが、
変な産業政策になると、大体失敗します。

循環経済というのは、金属やプラスチックなどの資源を再利用して有効活用する考え方です。ヨーロッパ連合では、2030年頃までに新車生産に必要なプラスチックの25%以上を再生材料とすることを義務づけるなど、取り組みが加速しています。意識が高いですね。ただ、上念さんもご指摘の通り、再生材の製造コストが高く、普及の課題となっていることもあります。

これでも、ヨーロッパがこうなっていると、日本も取り組まざるを得ないという状況なのでしょうか。原油価格が3万ドルとかになったら、再生したものの方が安くなっちゃうので、その点では市場次第だと思います。
 



一方で、昨日の産経新聞には、記録的な暑さが続く中、夏に再生を迎える野菜の育成や養殖などに影響が出ていると言います。静岡市で夏野菜を栽培している男性は、例年の1/10程度しか出荷できていないと話しています。夏野菜のパプリカ、ピーマン、ナス、トマトは、猛暑の影響で生育がよろしくないと、収穫量が大きく減ったと言います。

水産業にも影響が生じています。ブリや真鯛など養殖が盛んな高知県須崎市の須崎湾では、一部の養殖業者でお盆前に出荷予定だったブリが大量に死んだと言います。猛暑の影響で、7月頃から海水温が平年と比べて高い状況が続いていたといいます。記録的な暑さが農業や漁業に影響を及ぼしているようですね。

そうですね。相模では7月の終わりから8月上旬にかけて、ちょっと症状を出たりとかしましたからね。海水温が高いとプランクトンが異常発生して、赤潮が発生することがありますよね。そうすると、魚が息できなくて死んでしまうんですよね。だから本当に地球の悲鳴がリアルタイムで聞こえてきているようですけどね。

グレタ先輩、お元気ですか?やっぱり原発再稼働しないとダメですね。やっぱり、二酸化炭素を出さないクリーンなエネルギー源として、EUでは原発が推奨されていますから、日本ももうちょっと原発再稼働をした方がいいんじゃないかなと思いますけどね。

いずれにしても、暑い夏が続いて、冬はどうかというと、意外に雪が降ったり、冷え込んだりすることもあります。氷河期に向かっていく時は、気候のボラティリティが非常に上がると言われています。戦国時代の頃は、割と氷河期のような時期だったんですけど、ずっと寒いわけではなく、温かい日もあったりしたらしいんですよね。

太陽から地球が遠くなると、基本的にはそうなるらしいんです。で、今ちょっと太陽から地球が離れるモードなんですよね。そうなると、その後、気候にブレが出ると言われているんですけど、これは10万年単位の気候変動ですから、10万年ですから、生きてませんね。いや、これどうしましょうね。本当に1万年も生きてないので、先に言ったカノ敵です。トルメキアの敵はドルクです。はい。

はい、そういう状況になっているのかどうか、タンクに入りますかね。今日は、私が弟の方ですから、兄貴は今タンクに入っていますから、2体いますからね。同じなんですね。こ様の方です。今日はね。帝様、弟のです。自分たちも間違っちゃうくらいですね。