それではここからは、森永さんにこのテーマで話を聞きます。日米為替議論どうなる、明日の米中首脳会談。高市総理は昨日、来日中のアメリカ、ベッセン財務長官と会談し、米中首脳会談を前に日米の連携を確認しました。会談後、ベッセン財務長官は、日本の為替介入に関する質問に対して、過度な変動は望ましくないとの認識で一致していると発言。日米当局は緊密に連絡を取り続けており、今後もそうしていくと語りました。今回の表敬訪問はトランプ大統領の訪中前に行われました。中間選挙を控えたトランプ大統領の関心が中国との貿易交渉や3ヶ月目に入るイラン戦争に注がれる中で、日本としてはアメリカが台湾に関するこれまでの立場を維持するかが焦点の一つと言われています。ベッセン財務長官、高市総理とも会談、片山財務大臣とも会談しました。米中首脳会談を前に日米の連携を確認したとしていますが、このあたりの動きは森永さん、まずどうお考えですか?
そうですね。ただやっぱり今アメリカ側が気にしてるのは当然中東ですから。中東問題って話になってくると日本自体は直接の当事者でもないですし、今までの停戦合意の交渉の中でも当事者として立ち回ったわけではないので。
アメリカとしては気持ちは米中の首脳会談の方におそらく行ってると思います。
で、ここに関しては、ちょっと冒頭の方でも触れましたけれども。中国に強いカードを切って、
強いアメリカをアメリカ国民に見せて中間選挙にって思ってたのが、
思いのほかイランが長引いていますからね。
で、中国もそのイランのせい、イランの件のせいで経済ダメージを受けているっていう意味では同じ船に乗っているので、もうお互いのメンツを保ちながら、妥協できることやりながら終戦に向けた話し合いをしていきましょうと。だから、日本からするとちょっと悲しいですけど、アメリカサイドはもうこの中東の件をどう終わらせるか、
で、そのために中国とどうコミュニケーションを取っていくのか。
ただそのコミュニケーションの過程の中で、アメリカが中国に頼ってるんですっていう姿は当然国民には見せられるわけがないので。お互いのメンツを保ちながら終戦に向けつつ、プラスアルファの材料として、台湾への武器提供みたいな、ちょっとこのアメリカの対中国に対する牽制力みたいなものは、スパイスとしてちょっと載せる。
ただそこで変に中国と揉めてっていうことは全く望んでないんじゃないかなと、いい風には思いますけどね。
そして片山財務大臣ですが、昨日アメリカ、ベッセン財務長官と会談し、日銀の金融政策に言及したかは明かしませんでした。そんな中、日銀は昨日、4月27日から28日に開いた金融政策決定会合の主な意見を公表しました。金融政策を決める政策委員からは中東情勢に関し、趨勢が、不透明な状況が続いたとしても、次回以降の会合で利上げの判断は十分にあり得るという意見が出たと言います。金融政策についてベッセン財務長官との会談では、どんな話をしたのかは明らかにはなっていませんが、日銀は、次回会合で利上げの判断十分にあり得るという姿勢です。この動きは森永さんどうでしょう?
元々3月のタイミングで利上げするつもりだったんだと思うんですよね。
で、ただ、2月の本当に終わりの方でイランの戦争が始まってしまって、当初早く終わるっていう見込みでしたから。じゃあ4月に利上げしましょうだと思ったんですが、
ただ実は4月も全然、落ち着くことはなかったと。いうことで4月を見送ったわけです。
じゃあ6月どうなんだっちゅう話の中で。
とはいえ、今の話だと6月にじゃあイランの話が終わってるかどうかって全然わかんない。
ただおそらくもう6月やるんだと思うんですよね。
で、なんで私がそう思うかって言うと、やっぱこないだの介入があるんですよ。
4月結局金利上げなかったんですね。
で、その後2日後ぐらいのタイミングで為替が1ドル160円を超えるようになっちゃって、そのタイミングで介入を打ったと。で、その後も実は介入っぽい動きが何回か見られてるんですけど、ただここに関してはノーコメントなので。現時点で介入がその後あったのかっていうのはちょっと分からないですけど。
ただ相場見てると、ちょっと介入っぽいなっていう。要は一瞬のうちに80銭とかスコンと円高に、何のイベントもないのに行くみたいなことあったんで。
で、そういうのを、ちょっと加味して考えると、4月はその中東の影響で利上げできませんでしたと。
で、実はその4月下旬がこないだの政策、金融政策決定会合で、次回が5月がなくて6月の半ばなんですよ。
てなると、4月利上げすると思ってたのにしませんでした、
次の利上げのタイミング6月中旬です、となると、その間の1ヶ月ちょっと開いちゃうわけですよね。
てことは、これ投機的な考えでいけば、その間はもうひたすら円売りまくってりゃ勝てるでしょって話になっちゃうんですけど。
で、そこに対して、一発介入と大きいのを5兆円規模のを打って。で、その後もおそらくですけど、打ってんじゃないかなと。これは分からないです。なんか動き的に打ってそうな雰囲気があるタイミングが何回か見られたので。
で、そうすると、介入する水準は今160円と見られてるんですけど、なんか157ぐらいでも打ってくんなっていうのがここ最近の肌感覚としてあるんで、
ちょっとその介入ラインを160からさらに一つ下の157ぐらいに、意識させたいみたいな。
で、それはなぜかと言うと、もう6月に利上げするからそれまでは、介入で。
それは政府、日銀だって別にこの介入自体に、何の意味もないっていうか、本質的な意味がないことぐらいは、それは理解してるはずなんで。ちょっと時間稼ぎ的な感じなのかなっていう風に僕は見てますね。
だからそれはだから介入の今のタイミングとやり方を見ると、6月の利上げっは、もう内々決まっている可能性は相当高いんじゃないかなと。もちろん中東で、戦線が思った以上に拡大しましたとか、そういうことだったら別の話だと思いますけども。
このまま、現状ぐらいであればってことですね。
で、4月の金融政策決定会合では、原油高を通じた物価上振れと景気下振れに時間差が生じるとの指摘があったと言います。である委員は、原油高による経済下押しがあるとしてもその実現には時間を要すると言及。海外経済の底堅さなどを踏まえると、まずは物価、インフレ予想の上昇が生じる可能性が高い。こう話したと言います。企業の賃上げ、価格転嫁の進展で物価がさらに上振れするリスクが存在する、こう指摘する委員もいたと言います。この発言どうでしょうね。
これの発言自体は、正しいっちゃ正しいと思うんですよ。
で、その物価高の影響は当然その時間差があるんですね。
商材ごとにちょっと時差が出てきますから。そういう物価が上がって経済への影響は多少ラグが出てくるんです、と思うんですけど。
とはいえ、今回の物価上昇に対する対策が本当に利上げなのかっていうのは考えた方がいいと思います。
金利上昇による負担っていうのは当然ローン返済とか企業さんの融資返済とかにも関わってくる話ですし。じゃあ、果たして今回の物価上昇、この中東のオイルの高騰が日銀の手に負えるんですかっていうと、因果関係がないんですよね。もちろん多少円安がそれで歯止めかかれば輸入価格が抑えられるっていうのは分かりますけど、
このあたりをちゃんと因果関係考えて、金融政策やってほしいなと思いますね。
以上、ニュース最前線でした。



















